しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

半世紀、トップを走り続ける存在

西から強く冷たい風が吹き、寒い一日となりました。

彼の地、ウクライナでは、エネルギー関連施設が破壊され、

人々は暖房のない生活を強いられていると、報道などで聞いています。

心が痛みます‥。どうか神様のご加護がありますように‥‥。


さて、一昨日の日経新聞「NIKKEI The STYLE」の文化時評欄に、

ユーミンの50年とメメント・モリ」という記事が掲載されていました。

その記事には次のようなことが書かれていました。


『‥‥それにしてもユーミンの存在はなぜお茶の間まで浸透したのだろう。

 「守ってあげたい」と「春よ、来い」のヒットも大きかったが、ここでは2つ挙げておこう。

 歌謡曲ジブリだ。

 松田聖子が歌った「赤いスイートピー」や原田知世の「時をかける少女」、

 薬師丸ひろ子の「Woman“Wの悲劇”より」は作曲家としての実力を世間に示した。

 ジブリ映画の「魔女の宅急便」や「風立ちぬ」で使われた「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら

 「ひこうき雲」でユーミンを知った若い世代も少なくないだろう。

 ユーミンの歌詞の特徴は絵画的で、ある情景を空気感まで含めて描き切る点にあると思うが、

 もう一つ挙げておきたい。メメント・モリ、死を思う歌詞の異様なまでの多さだ。

 「ひこうき雲」「ツバメのように」「コンパートメント」「12階のこいびと」「雨に消えたジョガー」

 まだまだある。メメント・モリの感覚は最新アルバム「深海の街」にもより深化した形で表れ、

 コロナ禍とウクライナ戦争に揺れる今の世界と意味深長に響き合っている。

 現在と過去、現実と異世界を往還する夢幻能のようだ。ユーミンは現代の世阿弥といえるかもしれない。』


う~む、なるほど‥‥。

「現代の世阿弥」という表現にはちょっと違和感があるけれども、

ユーミンの歌詞を「絵画的で、ある情景を空気感まで含めて描き切る点」と説明されたのは、

すごくお上手な文章表現だなと思いました。

いゃあ~、それにしても、記事の表現をお借りするならば、

「半世紀にわたってトップを走り続けられる」ユーミンは、改めて、偉大な存在だと思った次第です‥‥。