しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

勇気と悲しみの物語

昨日からの悪天候から打って変わって、今日は時折、青空も広がり、比較的過ごしやすい一日となりました。

冷たい強風が吹かないだけで、随分と体感温度が違うことを実感しました。


さて、今月19日(月)にNHKで放映された、映像の世紀バタフライエフェクト「戦場の女たち」は、

これまでに放映されたこの番組のなかでも、特に強く印象に残る内容でした。

番組のなかでは、次のようなインパクトある発言がありました。


『女たちの戦争には、色、におい、光があり、気持が入っていた。

 英雄的に勝利した、あるいは、負けたということはほとんどない。

 男たちの関心をひくのは行為であり、思想や利害の対立だが、女たちは気持ちに支えられて立ち上がる。

 女の戦争についての記憶というのは、その気持ちの強さ、痛みの強さにおいて、男よりも強度が強い。

 女が語る戦争は男のそれよりずっと恐ろしい。』(ノーベル平和賞受賞作家、アレクシェーヴィチ)


『真のウクライナの怒りを、誰も知らず、見たこともなかった。

 我々の土地を侵略する者たち、呪われた殺人者たちを容赦なく殺す。』(ウクライナ軍の女性兵士)


ウクライナ紛争が起きて、すぐに軍事訓練に参加しました。

 以前から参加を検討していましたが、今こそやらないといけないのです。

 いざというときに国の役に立ちたいです。』(軍事訓練に参加するエストニア女性)


『「あなたはなぜ戦うのか?」という問いに対して‥‥

 私は第二次世界大戦で戦ったリュドミラ・パヴリチェンコやハンナ・ライチェなどの伝記を読み、

 彼女たちのことを尊敬しています。もし誰かが日本を攻撃してきたら、あなただって戦うでしょう?

 私たちはこの戦争が避けられないものであることを知り、何年も前から準備を進めてきました。

 私が戦うのは祖国と愛する家族を守るためなのです。』(ウクライナ軍の女性スナイパー)


う~む‥‥。「私が戦うのは祖国と愛する家族を守るため」ですか‥。

もう、私には次の言葉が見当たりません‥。

まさに「戦場の女性たちの勇気と悲しみの物語」でした‥‥。


追記

今日、父が入所している施設に電話して、散髪してもらうようにお願いしました。