昨日降った雨は、寒の入り(1月6日)から9日目に降った雨なので、
「寒九(かんく)の雨」というそうです。
昔から「寒九の雨は豊作のしるし」と言われているとのことで、実際、そうなることを願っています‥‥。
そして、今日は「小正月」‥。
日経新聞一面コラム「春秋」には、その冒頭、次のようなことが書かれていました。
『松の内も過ぎ、鏡開きも終え、きょう15日は「小正月」と呼ばれる。
14日から16日を指す地域もあるようだ。ものの本によれば、元日の前後の行事は儀礼的性格が強い一方、
小正月には、その年の田畑のできを占ったり、豊作を願ったりするものが数多く伝わっている。
子どもらが歌いながら棒やささらで地面をたたき作物への害獣を遠ざける「鳥追い」や「もぐら打ち」。
松飾りなどを田や海岸で盛大に燃やす火祭りの「どんど焼き」は各地で今も行われる。
町や村が二手に分かれて大綱引きをする地方もあるようだ。
木の枝に繭の形の餅をぶら下げた飾り物を神棚に納めるところも残る。‥‥』
はぃ、こちらでも今日、氏神神社で地域の伝統行事「どんと焼き」が執り行われました。
宮司さんのお話によると、「どんと」は「尊い」が語源との説があるそうなのですが、
私にとっては、この行事は、地域の方と久しぶりに顔を合わせる貴重な機会となっています。
神事を終え、用が済んだ松飾りやお守りなどに着火するのは、今年の年男と年女の役割です‥。
一緒に行った小学五年生の孫娘は、その年女だったので、光栄にもその大役にご使命がありました。
三年ぶりに振舞われた「ぜんざい」も、とっても美味しかったです‥‥。