今日の愛媛新聞生活欄「ふるさとの風景」は、「ランドセル今昔」というタイトルでした。
いつものように、本県出身のイラストレーター・村上保さんの切り絵とともに、
次のような心温まる文章が掲載されていました。
『最近は小学生のランドセルが、僕らのころよりかなり大きい。
昔はB5サイズが一般的だった教科書やノートがA4になり、教科書のページ数も増えているからだとか。
それに持ち物バッグや水筒が加わると、もう重くて大変だろう。
僕らが小学生だった昭和中ごろは、教科書を机の中に置いて帰る子が珍しくなかった。
ランドセルも小さいし、中身はスカスカの場合が多かったのである。
ちなみに現在、教科書を置いて帰る「置き勉(勉強道具)」を認める学校もあるが、
予習復習や置き場所、紛失の問題でそうでない学校も多いようだ。
時々まるでランドセルが歩いているような小学生の後ろ姿に出くわすことがある。
それを見ると、今の子どもたちが、
ランドセルとは違う何か別の重たい荷物を背負っているように思えたりする。』
はぃ、私も「ランドセルが歩いているような小学生の後ろ姿」を見かけることが多々あります。
小学五年生の孫娘が、塾に持って行くリュックもご多分に漏れず、10kgもありそうな重さで、
中身を見るとテキストが何冊も入っています。
私が「こんなに塾に持って行っても、全部使わないんじゃないの?」と聞くと、
「いや一応、全部持って行く必要があるんよ」という孫娘の回答‥‥。
村上さんご指摘のように、「何か別の重たい荷物」が、この中に入っているようにも思えます‥。
それは目には見えないけれど‥‥。