天気予報のとおり、今日は終日雨が降りました。最近の天気予報は、ほぼ正確です。
さて、小学1年から中学2年まで暮らした滋賀県大津市から、毎年必ず一回は家族がそろって愛媛に帰省し、
また、愛媛からは、曾祖母、祖母、叔父叔母、そして従姉妹などが、
入れ替わり立ち代わり、唐川の社宅を訪ねてきました。その際の交通手段は、関西汽船での船旅でした。
その関西汽船の「くれない丸」に関するコラムが、今日の愛媛新聞「地軸」に掲載されていました。
『本州四国連絡橋ができるまで瀬戸内の旅客輸送の中心はカーフェリーだった。
その前の主役は客船。優美な船が修学旅行や新婚旅行の思い出を彩った。
「くれない丸」の名を記憶する方もおられよう。
1912年、阪神-別府航路開設時に就航した「紅丸」の名を継ぎ59年進水。県内にも寄港した。
映画上映施設やバーを備え、さながら豪華ホテル。瀬戸内に観光船時代をもたらしたといわれる。
ハープの涼やかな音をイメージした「ハーパーグリーン」の船体色は以後、旧関西汽船の象徴となる。‥‥
‥‥レストラン船に改装し、名を「ロイヤルウイング」と変えて
89年から横浜でクルージング用に活躍してきたのも、豪華仕様ゆえだろう。
その船があすで営業を休止する。新型コロナ禍で部品調達が困難になったことなどが理由という。‥‥
‥‥国内最古の現役客船で、今後は未定という。
戦後史の一端や多くの人生の場面に伴走した長い航海を思う。』
「くれない丸」、「すみれ丸」、「むらさき丸」‥‥。
当時乗船した船の名前と、当時の懐かしい思い出は、いつまでも消えることがありません‥。
私の人生に彩を添えてもらって、本当にありがとうございました。
そして長い航海、大変お疲れさまでした‥‥。