娘の誕生日を祝福するように、庭の片隅にスズランの白い花が咲いています。
39年前の今日、心底疲れ切った姿で分娩室から出てきた妻と、
保育器に入った娘の姿を、昨日のことのように思い出します‥。
その娘も、職場では中堅職員として、また家庭では中学一年生の母親として、日々頑張っています。
今日の日経新聞一面コラム「春秋」には、グラフィックデザイナー・横尾忠則さんの
「(人間は)未完で生まれて未完で生きて、未完で死ぬ。これでいいのではないか。」
という言葉が引用されていました。
娘の誕生日にコラムで引用されたこの奥深い言葉を、娘にも贈りたいと思います‥‥。