しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

人生も歴史もぐるぐる回る

今日の日経新聞に、ライターでコラムニストのブレイディみかこさんが、

「ぐるりの人生」というタイトルの随想を寄稿されていました。

そこには次のようなことが書かれていました。


『‥‥「前向きに生きろ」とか「後ろを振り向くな」とかよく言われるが、

 人間というのはそんな直線的な動きで生きているわけではないのではなかろうか。

 人の視界は狭いものなので、自分が見ている範囲では直線的に前へ前へと移動しているように見えるのだが、

 実際には大きな弧を描きながら進んでいて、長期的にはぐるりと一周して出発地に戻る。

 歴史は繰り返す、などと言われるのもそのせいかもしれない。そりゃあそうだろう。

 歴史を構成しているのは人間だから、一人一人がぐるぐる回りながら生きているのに、

 歴史だけがひたすら一方向に進むわけがない。‥‥』


この随想を読んで、NHKの番組で歴史学者磯田道史さんが、

「歴史はらせん状に近づくようなイメージで、戻りながら転換していく。

一直線に行ってるわけじゃない。」とおっしゃっていたことを思い出しました。


なぜ「歴史は、繰り返さないが韻を踏む。」なのか‥? 

「歴史を構成しているのは人間だから、一人一人がぐるぐる回りながら生きているのに、

 歴史だけがひたすら一方向に進むわけがない。」というブレイディさんのご指摘で、

その意味するところが少し分かったような気がしました‥‥。