今日から8月です。
庭からツクツクボーシの鳴き声が、この夏初めて聞こえてきました。
日々の暮らしには変化は感じなくても、季節は着実に移ろっています‥。
さて、今日は町立図書館に行って、7月21日(日)から27日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。
まず、7月23日(火)は、ウィリアム・ジェイムズの
「人間の宗教は、人間の存在が収縮するような気分と、
人間の存在が拡大するような気分との両者を含んでいる。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『人は、悲しみや恐怖と、それからの解放としての喜びの間を揺れ動く。
宗教はそうした反転のさなかで働くと、米国の哲学者は言う。
自分がこれまでの自分でなくなるのは一つの危機であるが、同時により大きなものに包まれていること、
もしくは自己の内部が何かの光りで照らされていることでもある。
「宗教的経験の諸相」(桝田啓三郎訳)から。』
「宗教的経験の諸相」といえば、その昔、この日記で引用したことがあります。
「宗教的」という意味を、このとき始めて考えたような記憶があります‥。
「読んでみたい本」ですが、いまだに実現していません‥‥。