「蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか?」
NHKテレビ「映像の世紀バタフライエフェクト」で語られるフレーズですが、
ここ数日のマーケットは、まさにこの「バタフライエフェクト」の世界のようです。
先月31日の日銀の追加利上げとそれに伴う円高への逆回転、
雇用指数の悪化などアメリカ経済の先行き不安などが重なり、
日経平均株価はまるでジェットコースターのように急落し、
今日の終値は前週末比4451円(12%)安の3万1458円となりました。
報道によると、下落幅は米国株急落が世界に飛び火したブラックマンデー翌日の
1987年10月20日の3836円安を超えて、過去最大となったそうです。
追加利上げを決めた際、日銀の植田総裁は、記者会見で「利上げが経済に与える影響は?」と聞かれて、
「実質金利で考えれば、非常に深いマイナスだから、強いブレーキが景気にかかるとは思っていない」
と応じられましたが、その後のマーケットは全く違った景色となりました。
はて、今回のケースは後から振り返ると、何ショックと命名されるのかしら?
それほどインパクトがあるように私には思われます‥‥。