今日の愛媛新聞に掲載された本県大洲市出身のイラストレーター・村上さんのコラム「ふるさとの風景」は、
「夏休みの宿題」というタイトルで、そこには次のようなことが書かれていました。
『小学校の夏休みが終わるころ、いつも宿題で困ったことが二つあった。
一つは「絵日記」の天気欄である。
後で古新聞を調べればいいと気楽に考えていたが、見つからない新聞が何日かあった。
誰かが包み紙などに使ったに違いないと思ったが後の祭りで、ウソをでっち上げるしかなかった。‥‥
‥‥もう一つは、ハンコがまばらにしか押されていないラジオ体操出席カードだ。
ハンコを偽造するわけにもいかないから、こちらはウソもでっち上げられない。
母には「三日坊主」とさんざん小言を言われ、打つ手もないまま新学期を迎えることになったのだった。』
はぃ、私も同じような苦い経験があります。
「夏休みの宿題」に限らず、「習字」「そろばん」「日記」など、どれひとつとして長続きしませんでした。
ところで、村上さんは、絵日記の天気欄に関して、
「ちなみに、インターネットですぐに調べることができる今の小学生は幸せだ。」とおっしゃっていますが、
「いとも簡単に情報が手に入る社会は本当に幸せなのか」、疑問に感じるところが私にはあります。
「バツの悪い体験」も、長い人生の中では「得難い体験」であったと、振り返ってそう思います‥‥。