NHKプラスで、ドキュメント72時間「金沢 大きな図書館で」を視聴しました。
番組で紹介された石川県立図書館の蔵書は110万冊、その施設の壮大なスケールに私は圧倒されました。
ところで、愛媛県では、松山市にある県民文化会館の南側に位置する
県有地約1万平方メートルの活用策として、国内イベントや国際会議を誘致するための
MICE(国際会議や展示会など)機能の整備を検討しているようです。
求められる機能としては、①最大で30カ国程度の参加が見込まれる20カ国・地域(G20)の
関係閣僚会合クラスの国際会議に対応できる会議室機能、
②バンケット(宴会場)機能、③主要国のVIPが宿泊できるスイートルームを備えた宿泊機能などを
掲げているようですが、果たしてこれらの機能が有効に活用できるのか、私は疑問を感じています。
そもそもこれらの機能は、県民にとって何かメリットがあるのでしょうか?
それよりも、石川県のように全世代が集うことができる県立図書館こそ整備すべきだと思っています。
このままだと、30年後、あるいは50年後には、
石川県民と愛媛県民には、その「知的総合力」に明らかな差が生じるのではないかと危惧しています。
こんなことを思っているのは、私だけなのかしら‥‥?