しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「自身独立の主義」を貫く

透き通った青空が広がり、爽やかな一日となりました。


さて、今日は町立図書館に行って、10月20日(日)から26日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。

この一週間で印象に残ったのは、三つの「ことば」でした。


まず、10月20日(日)は、福沢諭吉

「すべて事の極端を想像して覚悟を定め、マサカの時に狼狽せぬように」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『何事をなすにも自分は一貫して「捨て身」で臨んできた。

 「失敗の極端を恐れて鈍くしている」のだが、他方ではしかし、

 「やりそこなっても自身独立の主義に妨げのない限りは颯々(さっさ)と」行なうに

 躊躇(ためらい)はなかったと、明治の思想家は言う。

 「臭い物に蝿(はえ)のたかる」ように時の政府に近づくことも、

 筋を屈してでも人に交際を求めることもついぞしなかったと。「福翁自伝」から。』


長く自民党の非主流派だった慶應義塾卒の石破首相は、

今回の衆議院選挙大敗という「事の極端」に直面し、

その創設者の「ことば」をどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか‥?

「自身独立の主義」を貫かれるよう、「颯々(さっさ)の行動」を期待しています‥‥。