しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

自分だけの「秘密の部屋」

温帯低気圧に変わりそうな台風21号の影響でしょうか、今日は朝から雨が降り続いています。

このところの雨で、「冬場の渇水」の心配はしなくてよさそうです‥。


さて、昨日の続きです‥。

10月25日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、東畑開人〈とうはたかいと〉さんの

「自分らしさとか個性というのは変なものであり、

居場所というのは、自分が変なままでいられる場所だということです。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『生き延びるためには「誰かとつながる」ことが不可欠だが、

 他人とは違う自分だけの「秘密の部屋がある」こともそれに劣らず大事だと、臨床心理士は言う。

 たとえ歪(いびつ)であっても、怯えることなく歪なままでいられる場所が

 人には要るということなのだろう。

 小川洋子との対談「一人になること、寂しさについて」(「群像」11月号)から。』


父が暮らしていた部屋に、安価な電動昇降式デスクと椅子を購入して配置しました。

立派な本棚を置くスペースはありませんが、ようやく簡易な自分の「書斎らしきもの」ができました。

デスクに向かってこの日記を書いていると、「自分だけの居場所」という確かな実感があります‥。

ということで、今回の「ことば」とその「解説」に書かれた心情は、今の私にはとてもよく理解できます‥‥。