しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

まだまだ修行が足りない?

一昨日の日経新聞一面コラム「春秋」は、作家の吉田健一さんと酒のお話しを引用しながら、

アルコール度数の高い酒を自粛する昨今の流れについてもコメントする内容で、

次のようなことが書かれていました。


『作家の吉田健一は毎週木曜日の昼ごろ、神田神保町のビアホールに必ず顔を出していたという。

 窓ぎわの席でタンブラーを4杯、5杯と空け、

 帰りがけには熱い紅茶にウイスキーのダブルを注いで飲んだ。

 しかるのち、近くにあった大学で英文学の講義に臨むのである。

 1960年代の話だが、これだけ飲んで教壇に立つ猛者は珍しかっただろう。

 それでも周りは、まあ寛容だったのである。‥‥


 ‥‥日本酒やウイスキーにも、おとがめは及ぶのだろうか。

 しかしエシカルSDGsといった言葉ばかりが躍り、

 やみくもな規制に走るのも社会を息苦しくさせるに違いない。

 さて、吉田先生によれば「犬が寒風をよけて日なたぼっこをしている」ような境地が

 最上の酔い方だという。酒というのはやはり難しいものである。』


晩酌を毎日の習慣にする私にとって、直ぐに目に飛び込んでくるコラムでした。

そういえば、名著「私の食物誌」(中公文庫)で吉田先生は、次のようなことを書かれていました。

『‥‥その酒にも色々な種類があるから一概には言えないかも知れないが、

 例えば日本酒を飲んでいる時には確かにどこかの流れの傍らで

 日向ぼっこをしているのに似た味があって、これにはその上もその下もなければ

 又それが終わるということもない。‥‥「酒の味その他」から。』


「犬が寒風をよけて日なたぼっこをしている」「どこか流れの傍らで日向ぼっこをしている」ですか。

この年齢になっても自分の酒量を適切に管理できない私は、まだまだ修行が足りないようです‥。

はぃ、酒というのはやはり難しい‥‥。

個性は育つもの

この時期らしい寒さが戻って来ました。晴れ間の見えない、すっきりしない天気が続いています。


さて、またまた昨日の続きです‥。

2月17日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、白洲正子さんの

「野性と自由が異なるように、生まれつきの素質と個性は違うのだ。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『「型」を守る伝統芸能は、みなに同じことをさせるから無個性なのではなく、

 決まった型があるから個人の相違も表れると、作家は言う。個性は育つもの。

 何百回、何千回と演じているうち、つまらぬものは削ぎ落とされ、

 余計な型は棄てられて、洗練が重ねられると。職人仕事も、いや民主主義だって、

 「多くの人の手を経て」育ってゆくもの。「名人は危うきに遊ぶ」から。』


なるほど、「個性は育つもの」ですか‥。

私は、生まれつきの「素質」が「個性」だと安直に理解していました。

そして、鷲田さんの伝統芸能の解説を読んで、ふと、世阿弥

「住する所なきを、まづ花と知るべし。」(一つの場所に安住しないことが大事である)

という言葉を思い出しました‥‥。

母の「最後の教育」

今日の東京株式市場で、日経平均株価が史上最高値を更新しました。

終値は前日比836円(2%)高い3万9098円、バブル期の1989年12月29日につけた

これまでの最高値(3万8915円)を上回り、初めて3万9000円台にのせました。

日経新聞電子版に書かれていたこの記事を、記念に書き残しておきます。

とはいっても、私のような庶民には、まるで遠い世界の出来事のようです‥。


さて、昨日の続きです‥。

2月16日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、17日に続いて最相葉月さんの

「過去は過去、今は今。今日から始まる思い出だってある。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『母が若年性認知症を患いだしてほぼ30年。遠隔地から通い、

 その後近所の高齢者施設に助けてもらい介護にあたってきたノンフィクション作家。

 元気だった頃の母はもう思い出せず、

 「納得のいく人生」は「やりたいことを自由にできる」人生とは別なのかと独り言つ。

 でも心に残ることはこれから作れる。これが母が私に与えた「最後の教育」だと。「母の最終講義」から。』


なるほど、「心に残ることはこれから作れる」ですか‥。

はて、私の母が私に与えた「最後の教育」は、いったい何だったのだろう‥‥?

自ら実践していないと語れない言葉

一時、雷が鳴って、大地を打つように雨が降りました‥。


さて、今日は町立図書館に行って、2月11日(日)から17日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。

行きは雨は止んでいたけれど、帰りは傘がほとんど役に立たず、ずぶ濡れになりました。(トホホ)


この一週間で印象に残ったのは、三つの「ことば」でした。

まず、2月15日(木)は、最相葉月さんの

「何かあって責任を問われるとしたら、行ったことではなく、

行くにあたってどこまで準備できていたかに対してだろう。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『戦禍や感染症に苦しむ人々の様子を知ることができるのは、ジャーナリストがいるからだ。

 拘束されたり感染したりするのは「職業上のリスク」。

 リスクがあるから現場に行かないのはジャーナリストではないと。

 幾多の現場に臨んできたノンフィクション作家の重い言葉である。“命懸けの仕事”は比喩ではない。

 「母の最終講義」から。』


なるほど、「リスクがあるから現場に行かないのはジャーナリストではない」ですか‥。

「自ら実践していないと語れない言葉」ですよね‥。

今回の「ことば」とその解説を読んで、“命懸けの仕事”をする人のおかげで社会が成り立っていることを、

改めて認識した次第です‥‥。

無事に単位を取得

♬ Doesn't have a point of view Knows not where he's going to, Isn't he a bit like you and me?


ここ数日の天気で私は、ビートルズの「ひとりぼっちのあいつ」の歌詞を連想しました。

今日もこの季節とは思えないような「異常な暖かさ」となりました。

なんの見通しもないアイツ(この天気)は、どこに行くのかさっぱり分かりません‥‥。


さて、2023年度第2学期教養学部単位認定試験の成績通知書が、放送大学から届きました。

2学期は「金融と社会」という科目を選択したのですが、無事に単位を取得することができました。

これからも学習意欲が続く限り、1学期に1科目ずつ単位(2単位)を取得していきたいと思っています‥。

とりあえず、5年間で20単位(1科目2単位×2学期×5年間)の取得を目標にしています‥‥。