しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

今日から7月です

今日から7月です‥。2022年も、早や半分が過ぎ去ってしまいました。

そして、今日も暑かったです。

思うに、西日が当たる午後3時から午後6時ごろが、一番暑いような気がします。


さて、防災行政無線では、新型コロナウイルス感染防止対策への町長からの呼びかけが再び始まりました。

さらに、消防署からの熱中症への注意喚起の放送も行われています。

でも、私が今、一番心配しているのは水不足です。

松前町は豊富な地下水に恵まれているとはいえ、平成6年の、あの大渇水が脳裏をよぎります。


雨が一向に降りそうもないので、もうこうなると、

災害が起きない程度の「雨台風」に期待するしかないのかしら‥‥?

コロナと熱中症と水不足‥。2022年も後世に語り継がれる年になるような、そんな予感がします‥‥。


追記

庭の雑草が気になって、今日は思い立って草むしりに取り組みました。

午前9時前から約1時間半の作業でしたが、あまりの暑さにめまいがしそうになりました。

一方で、何も考えずに一つのことに集中するのは、精神の安定に役立つこともあります。

「総合知」について学ぶ

今日の愛媛新聞「現論」に、長谷川眞理子・総合研究大学院学長が、

『タテ社会の弊害 課題解決へ「総合知」を』という論評を寄稿されていました。


長谷川先生は、日本から新しいことがなかなか出てこないことの背景には、

タテ社会の構造があまりにも強固に存在し、

このタテのつながりだけだと思考の枠組みが広がらないとしながらも、

これを壊す概念として、「総合知」という言葉があることを紹介されていました。


「総合知」の目指すところは、「課題解決に向けて、さまざまな分野の人々が集まって

意見を交換する場の構築から出てくる結果をさすようだ」とのことで、

長谷川先生は、これに続いて次のようなことを述べられていました。


『‥‥なぜ「総合知」の必要性が強調されるかというと、地球温暖化少子高齢化などなど、

 現代の世の中の問題はみな、大変に複雑な問題であり、

 ある一つの分野からのアプローチで解決できるものではない、という認識があるからだ。

 それらを解決しようとすれば、問題に関係するそれぞれの分野の専門知を身に付けた人たちは必須だ。

 しかし、そのような人たちが、他の分野の考えを理解し、

 その問題の解決にどのように貢献できるのかについて、オープンなマインドを持っていなくてはならない。

 必ずしも、複数の分野の内容をよく理解できなくてもよい。

 でも、異なる分野はどんな問題意識をもって、どんなやり方で問題に取り組むのかを理解し、

 リスペクトできなくてはならないだろう。

 タテ社会がよくないのは、他の集団に対する興味とリスペクトがないことなのだろう。

 それですむ時代は終わったのだ。』


う~む、なるほど‥‥。

故中根千枝先生が考えられた「タテ社会」は、固い岩盤のように依然として日本社会に残っているのですね。

他の集団に対する興味とリスペクトがない社会として‥‥。


ところで今日は、まだそれほど暑くない午前中に「西の海岸」に散歩に出かけました。

そこには、どこまでも青い空が広がっていました。そう、「ブルー・スカイ・ブルー」です。

太陽の日差しを遮るものがこれほど何一つなければ、猛暑になるのは当たり前なのかも‥‥。

「自由とはなにか」を考える

NHKテレビテキスト、100分de名著「安部公房砂の女」を読了し、

同時にテレビ番組の視聴も終えました。

テキストの執筆者で番組の指南役は、漫画家で文筆家のヤマザキマリさんでした。


テキストでヤマザキさんは、次のようなことを述べられています。

『‥‥それ(自由)は、安部公房作品の一貫したテーマです。

 私たちは自由という言葉に対して、日々抱えている不満から脱却できるかのような、

 ご都合主義的な解釈をしがちですが、「砂の女」は、自由という意味を、

 距離感を持って捉え直すきっかけを与えてくれます。人生における絶対的解決策に見える自由という言葉は、

 あらゆる欲求に囚われた我々の業による呪縛と言えるのかもしれません。

 人生経験を積み、さまざまな失意や絶望を味わってから本書を改めて読んでみると、

 また違った感慨深さが芽生えます。

 私も、若いときにこの小説を読んだ印象と、この年齢になってから読む印象とでは、

 ずいぶん違っていることを今回実感しました。』


娘が我が家に残していった「砂の女」の文庫本を書棚に見つけて、私が初めてこの小説を読んだのは、

比較的最近のことでした。

ですから、テキストもテレビ番組にも、すんなりと入っていけたのですが、

番組でのヤマザキさんの鋭いご指摘や、伊集院さんとの示唆に富むトークによって、

それまで気が付かなかった「視点」を発見できたような気がして、とても勉強になりました。


100回を超えるこの番組のなかでも、今回の番組は、間違いなく5本の指に入ると思います。

ヤマザキさんの解説はもちろんのこと、

俳優の町田啓太さんの朗読と高橋昂也さんのアニメーションも素晴らしかったです‥‥。

ほんとうの正義

高松地方気象台は今日、「四国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

6月に梅雨明けするのは初めてで、梅雨の期間も過去最短の15日間だったそうです。

冬の寒さと同じくらい夏の暑さも苦手な私には、試練の日々が続きます‥‥。


さて、昨日は町立図書館に行って、6月19日(日)から6月25日(土)までの、

朝日新聞一面コラム「折々のことば」と「天声人語」を、まとめ読みしてきました。

この一週間で印象に残ったのは、6月19日の「折々のことば」でした。


やなせたかしさんの、「正義は或る日突然逆転する。正義は信じがたい。」という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。

『戦中の軍隊生活と戦後の社会を生きて、このことを骨身で悟ったと漫画家は言う。

 「正義のために戦うのだから生命をすてるのも仕方がない」のでは断じてない。

 命を捧げうる別の正義を謳うのも自分は拒む。完全無欠の人だけに可能な大げさな正義ではなく、

 飢えた人がいればそっと一片のパンを差し出すこと。それがアンパンマンの原点だと。

 「アンパンマンの遺書」から。』


そして、翌20日も、やなせたかしさんの、次のような言葉でした。

「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、

そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。」


はぃ、やなせさんの語る「正義」は奥が深く、哲学的ですよね‥。

子どもたちも、アンパンマンから「ほんとうの正義」を学んでいるのかな‥‥?


一方、この一週間の「天声人語」には、印象に残るコラムはありませんでした。

普段、日経新聞一面コラム「春秋」を読み慣れているせいでしょうか、

私には、今の「春秋」が、かつての「天声人語」(天の声、人をして語らしむ)のように思えてなりません。

くちなしの花

昨日、町立松前公園の遊歩道を散歩していると、道沿いの生垣に白い花が咲いていました。

そのそばには、その花の名はクチナシで、「暖かい地方の植物で、梅雨の頃に白色で香りのよい花を開きます。

果実はたくあんなどの着色に用います。(アカネ科)」との説明書きがありました。

この説明書きがなければ、そのまま通り過ぎるところでした。


花オンチの私は、クチナシで真っ先に思い出すのは、渡哲也さんが唄う「くちなしの花」なんです。

♬ いまでは指輪も まわるほど やせてやつれた おまえのうわさ

  くちなしの花の 花のかおりが 旅路の果てまで ついてくる

  くちなしの白い花 おまえのような 花だった


ところで今日、気象台から関東甲信地方、東海地方、九州南部の梅雨明けが発表されました。

各地とも平年より早い梅雨明けで、梅雨の期間は史上最短を更新したそうです。

四国の梅雨明けはまだのようですが、梅雨時に咲くクチナシも、さぞかしビックリしているでしょうね‥‥。