しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

読まねばならぬという焦燥

明後日から10月だというのに、今日も信じられないぐらいの暑さでした。西日が当たる部屋の室内温度は33℃を超えていました。そして、さらに身体にダメージがあったのは、昨日に「XBB.1.5」対応ワクチンを接種したからだと思います。倦怠感があったので外…

老子の言葉

昨日の続きです‥。9月19日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、老子の「企者不立、跨者不行」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『「企(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」と読…

知るを楽しむ

今日は町立図書館に行って、9月17日(日)から9月23日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間は印象に残る「ことば」が盛りだくさんでした。まず、9月17日(日)は、千葉望さんの「強い光には濃い…

難しすぎて意味不明

昨日の続きです‥。9月14日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、開高健の「経験には鮮烈と朦朧(もうろう)がほぼ等質、等量にある。この魔性が人を迷いつづけさせる」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説があり…

「われら」という意識の高揚

今日は町立図書館に行って、9月10日(日)から9月16日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、9月10日(日)と9月14日(木)の「ことば」でした。まず、9月10日(日)は…

霊妙な力が宿る言葉

阪神の話題が続きます‥。 ひょっとして、日経新聞一面コラム「春秋」のコラムニスト氏は、阪神ファンなのかしら?今日も阪神優勝についての次のような内容でした。再びその全文を引用させていただきます。 『言語には霊妙な力が宿っていて、よい言葉を口にす…

博士号は「科学的思考の熟達への称号」

今日から二十四節気の「白露」となりました。「朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める」頃とされていますが、今日は冷風どころか、湿気を伴った熱風が吹いていました。ただ、朝方には涼しさも感じられるようになり、寝苦しい夜…

知の限界を熟知することの大切さ

昨日の続きです‥。 9月2日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、パスカルの「理性の最後の歩みは、理性を超えるものが無限にあるということを認めることにある。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありまし…

「所有」と「高慢」の意味を考える

厳しい残暑が続いています‥。 さて、今日は町立図書館に行って、8月27日(日)から9月2日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間は、偉大な哲学者などの印象的な「ことば」が盛りだくさんでした。まず…

気象の読めなさに怯える

昨日の午前中は町立図書館に行って、8月20日(日)から8月26日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは8月21日(月)、星野道夫さんの「これから夏が来るというのに夏至が来ると…

普通の人間が闘うための言葉

自宅の庭が雑草に覆われてきたので、思い付いて午前9時ごろから草引きをしました。約2時間半、私には珍しくみっちりと取り組んだら、汗だくになりました。熱中症になりそうだったので、残りの半分は日を改めて取り組むことにします。(じゃあ、いつするの…

当たり前のようで、実はとても重い言葉

旅の疲れも取れて、元のペースに戻ってきたので、今日は町立図書館に行って、8月13日(日)から8月19日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、8月15日(火)と8月18日(金…

丁重であれども卑屈にはなるな

昨日の続きです‥。8月12日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、引き続き佐橋滋さんの「僕も頼む時に頭を下げるくらいのことは心得ている。しかし平身低頭しない。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありま…

天地逆転の紙面?

台風7号が日本海に去った後、こちらは猛暑が戻ってきました。空を見上げると、入道雲がもくもくと湧き上がっていました‥。夕刻、松前町に雨雲が近づいているとの天気予報があったので、早めに送り火を焚きました。ご先祖様、これからも私たちをお守りくださ…

金に執着する心理とは

今日も猛烈な暑さとなりました。あまりの暑さに、エアコンの利きも思わしくないなか、先日友人からもらったジャガイモを材料に、汗だくになりながらポテトサラダを作りました。 さて、昨日の続きです‥。8月4日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」…

一つ賢くなりました

昨日は二十四節気「立秋」の節入り日でした。暦の上では「秋」とはいえ、暑さはまさにこれからが本番です。暑さで寝苦しい夜が続き、寝不足気味の私にとって、数少ない活力源は、阪神タイガースの躍進です‥。 さて今日は、雨合羽を着て、バイクで町立図書館…

「自由」と「出世」

昨日の続きです‥。 7月26日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、網野喜彦さんの「「自由」は‥‥元来は専恣(せんし)横暴な振る舞いをするという語義で、 専(もっぱ)らマイナスの価値を示す言葉だった。」という「ことば」で、いつものように…

E・M・フォースターの「ことば」

今日は町立図書館に行って、7月23日(日)から7月29日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間は、印象に残る「ことば」が盛りだくさんでした。まず、7月24日(月)は、E・M・フォースターの「偉…

ここで生きたい国

全国的に災害級の暑さが続いています。大阪・枚方では39.8度となり、今年の全国最高を更新したそうです‥。 さて、昨日の続きです‥。7月21日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、西加奈子さんの「その人がその人のままでいられない‥場所を、…

「走る理由」と「走る必要」

連日の暑さが少し和らぎ、今日は比較的過ごしやすい一日となりました。昨日に雨が降ったからでしょうか?その要因は、私にはよく分かりません‥。 さて、昨日の続きです‥。7月13日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、森達也さんの「置いてけぼ…

夏にお似合いの花

今朝、買い物と町立図書館に出かけようとすると、天気予報の速報ニュースでは、松前町は激しい雨になることが予想されていました。そのため、傘持参で、往復の「往」は郊外電車に乗り、「復」は歩いて帰ることにしました。下の写真は地蔵町駅から二駅先の古…

談論風発の「補足意見」

昨日の日経新聞一面コラム「春秋」に、次のようなことが書かれていました。『‥‥性同一性障害の経産省職員が女性用トイレの使用を制限された問題をめぐり、 最高裁第3小法廷は国の対応を違法とする判決を下した。 性自認尊重で5人の裁判官が一致したのだか…

途方もない数字に言葉を失う

昨日の続きです‥。7月8日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、山本章子さんの「戦闘が終わっても戦争は終わらない。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『1945年の沖縄戦では約20万トン…

思いつきはひらめき

今日は町立図書館に行って、7月2日(日)から7月8日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、7月2日(日)と7月8日(土)の「ことば」でした。まず、7月2日(日)は、梅棹忠夫…

不気味なものは不気味なもの

昨日の続きです‥。6月30日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、安部公房の「その日常を想像しえないということは、ひどく不気味なことなのである。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『ヘビ…

「逃げられない社会」の次は?

雨模様のお天気だったので、傘を手にして徒歩で町立図書館に行き、6月25日(日)から7月1日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、6月25日(日)と6月30日(金)の「ことば…

「天才」と「独創的」

昨日の続きです‥。 6月24日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、岸政彦さんの「偉大な天才って、オリジナルを発明したんじゃなくて、誰でも真似(まね)できるものを発明した人だと思うんです。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一…

迷いがあるから賢くなれる

今日は町立図書館に行って、6月18日(日)から6月24日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、6月23日(金)と6月24日(土)の「ことば」でした。まず、6月23日(金)は…

「三流民主主義」を考える

昨日の続きです‥。 6月15日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、片岡義男さんの「政治家がいけないと多くの人は言うが、いけない人たちが勝手に政治家になれるシステムはどこにもない。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、…

30年の間に失われたもの

昨日の続きです‥。 6月13日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、三浦まりさんの「〈政治の力〉によって社会は良い方向に変えられるという感覚を‥もう一度身につけたい。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説が…