しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

「死の準備」を考える

朝日新聞デジタル版の無料会員の閲覧可能記事が、月5本になったことを受けて、私のお気に入りの一面コラム「折々のことば」も、厳選して記事を読むように心掛けています。 昨日24日の「折々のことば」は、科学史家・村上陽一郎さんの「我々の社会は、「死…

心の中の帳簿

「沛然(はいぜん)」という言葉を新明解国語辞典(三省堂)で調べると、『「雨が盛んに降る様子」の意の漢語的表現』という語釈がありました。昨夜の雨は、まさにその「沛然」という言葉のような激しい雨でした。 さて、検察当局が河井克行前法相と、妻の案里参…

選べる対象の幅を広げる

梅雨前線が停滞しているせいか、こちらでは、雨が降ったり止んだりの、不安定な天気が続いています。ただでさえコロナ禍で日本全体が疲弊している時に、豪雨災害による二重三重の困難な状況が生じないことを、切に祈りたい気持ちで一杯です。 さて、昨日11…

「時間」を考える日

今日6月10日は「時の記念日」です。「こよみのページ」のHPには、次のような解説がありました。『1920年(大正9年)に生活改善同盟会が制定したもので、 その由来は「日本書記」に671年の4月25日 (グレゴリウス暦の置閏法を敷衍して適用すると…

遠慮なく穏やかに

今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、明治の思想家・福沢諭吉の「平生よりよく心を用ひ、政府の処置を見て不安心と思ふことあらば、深切にこれを告げ、遠慮なく穏やかに論ずべきなり。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解…

言葉に耳をすます

「言葉(ことば)」についての日記が続いています。今日の日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました。「割愛」もできないほど秀逸なコラムだと思うので、その全文を引用させていただきます。 『15年前の6月、アップル創業者のステ…

文章を書くと文脈を作る

「言葉(ことば)」と「書くこと」についての日記が続いています。今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ノンフィクション作家・柳田邦男さんの「文章を書くということは文脈を作ることになるのです」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次…

考えるための最良の方法とは

今日の日経新聞文化欄に、作家の高橋源一郎さんが、アルベール・カミユの長編小説「ペスト」を題材に、「踏み止まる」というタイトルのエッセイを寄稿されていました。そのエッセイには、次のような印象深い記述がありました。 ・主人公である医師のリウーは…

無意味な空き時間と孤独(ひとり)の時間

昨日の日経新聞文化欄に、歌人の大辻隆弘さんが、「休校ののちに」というタイトルで、次のようなエッセイを寄稿されていました。 『‥‥今、いつ明けるとも分からない休校が続いている。 子どもたちは勉強しているだろうか、規則正しい生活を送っているだろう…

死を上空から数える

今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、歌人・俵万智さんの「発症者二桁に減り良いほうのニュースにカウントされる人たち」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『生存ということがむきだしになる時、人にとっ…

「希望の灯」と「不条理との闘い」

今日の日経新聞一面コラム「春秋」を読んで、三十一文字の短歌の力に感嘆した次第です。以下、その全文を引用させていただきます。 『「氷雨降る一日をこもりマスク縫ふウイルス猛威の世界の隅で」(小知和弘子)。 先日の日経歌壇にこんな短歌があった。人と…

「新しい生活様式」の模索

昨日のこの日記「エポケーの機会」で引用させていただいた、記号学者・石田英敬さんの論評の中に、『生物の生のための環境は人間の経済にとっては「外部性」とされてきた。 しかし、生政治も環境政治も、本当の意味での生物政治、地球政治へと 次元を上げる…

年齢と気持ちのズレをバネにする

先月28日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、女優・小林聡美さんの『自分が五十になって思うのは、「こんな未熟モノで申し訳ない」ということである。』という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『齢(よわい)七十…

闘志尚存す

今日は、よく晴れて気温が上昇し、汗ばむような陽気となりました。いきなり夏が訪れたような、そんな一日となりました。 さて、今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、私好みの内容だったので、その全文をこの日記に書き残しておこうと思います。『カエデやケ…

見たいものしか見えない

今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、認知心理学者・下條信輔さんの「ヒトは自分の見たいものしか見(え)ない」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『原発の“安全神話”からさまざまの依存症まで、あるいは流…

「努力」について考える

今日23日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、美術家・横尾忠則さんの「強制的にさせられる努力は、もろいのです。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『学校で、あるはずの正解にいかに速く到達するかばか…

信頼があっての責任

昨日18日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、教育学者・苅谷剛彦さんの『英語で「セルフ・レスポンシビリティー」という言い方は普通しません。「レスポンシビリティー」だけで十分だからです。』という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次の…

その時、どんな歌を口ずさもうか

今日の日経新聞一面コラム「春秋」を読んで、京都での浪人生活時代、フォークの名曲の数々に励まされたことを懐かしく思い出しました。 『空港におりた飛行機の中でBGMとして流れたビートルズの曲に、ひどく動揺する37歳の「僕」。 青春のさまざまな喪失の…

人には「被覆」が必要

今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、哲学・人類学者、ブルーノ・ラトゥールの「権利のうちもっとも基本的なもの、それは安全で保護されているという感覚が持てることである。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説があり…

「黄金の釘」を打つ

社会全体に閉塞感が漂い、自分自身の心もナーバスになるなかで、ここ数日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、いつもより増して心に響くものがあります。 今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、芸術家・岡本太郎さんの「無名の運命のなかで、自…

忸怩たること‥

昨日に続き、朝日新聞一面コラム「折々のことば」から‥‥。今月3日は、作家・サン・テグジュペリの「人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩(じくじ)たることだ。」という言葉で、いつものように鷲田清一さ…

有事における「高貴な人」

今月2日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、思想家・オルテガの「高貴さは、自らに課す要求と義務の多寡によって計られる」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『高貴(ノーブル)な人とは、世襲される「血統…

偶然は神の采配

毎年、4月1日に日経新聞に掲載される広告も、今年は無理かもしれないと思っていたところ、今日もその広告は、しっかりと日経新聞に掲載されていて、ホッとした気持ちになりました。 その広告に掲載されているのは、サントリースピリッツ株式会社がスポンサ…

教養と知性のコラム

「こよみのページ」によると、今日はベートーベンの命日「聖楽忌」とのことで、日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました。とても秀逸なコラムだと思うので、その全文をこの日記に書き残しておこうと思います。 『あれは東日本大震…

まるでリアルタイムの出来事

今日の日経新聞一面コラム「春秋」に、小松左京さんの小説が、次のように書かれていました。 『南極大陸を除くすべての大陸に広がった‥‥。 新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)ぶりは、いまやこう表現される。 小松左京が1964年に発表した「復活の日」を…

どう解釈するの‥?

昨日17日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、落合恵子さんの『社会が定める「こういうもの」と衝突ばかりする日々をおくってきたが、それはそれで悪くはなかった』という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『教育…

「言葉の深い由緒」を探る

一昨日14日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、三島由紀夫の「昔の人は本のなかをじっくり自分の足で歩いたのです。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『現代人は小説を「味わう」ことをしなくなったと、…

それでも歩みを止めない

東日本大震災の発生から、今日で9年です。今日の日経新聞一面コラム「春秋」を、後日のために、この日記に書き残しておこうと思います。 『きらめく太平洋、次々にあらわれる小さな入り江、ウミネコの群れ。 三陸海岸をめぐると、いつも目に飛び込んでくる…

急ぎ過ぎる展開

新型肺炎の影響が当地でも拡がっています。行き帰りの通勤電車に、いつも見慣れている高校生の姿は、今日はありませんでした。そして、愛媛県でも初の感染者が確認されたことを受け、私の勤務先でも、今月中旬に県内各地から100人規模で参集する予定であ…

「段取り」をつけられる人

先月27日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、池波正太郎さんの「上出来。それでいいよ。一つだけでもいいところがあれば充分だ。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『作家の若い友人が、結婚したい女性が…