しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

伝統は「平凡」な人から人へ

ここ数日、天気予報では「お天気マーク」なのに、すっきりとしない曇り空の日が続いています。オミクロン株の感染拡大が続く、今の世相のように‥‥。 さて、今月23日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、G・K・チェスタトンの「われわれは死者を会議…

他人が気づいていないものこそ‥

今月14日付けの「溜池通信」の特集は、「2022 年の国際情勢を読むヒント」でしたが、記事の中でも、 ユーラシアグループの”Top Risks 2022”の解説が勉強になりました。 その第 1 位の「ゼロ・コロナ政策の失敗」についての、「かんべえ」さんの解説は…

「孤独と他者への配慮」という規範

最近、アマゾンの「Prime Video」で、「孤独のグルメ」を視聴しています。昨日までに、「Season2」の「エピソード6」までを見終えました。 大学生の頃には、西武池袋線と西武新宿線の沿線に住んだことがあるので、番組で馴染みの駅名が登場すると、当時の…

2022年の初日の出

良く晴れて、風もほとんどなく、穏やかな元旦となりました。今朝は、7時10分頃から東の空が明るくなり、40分過ぎにようやく初日の出を見ることができました。 さて、元旦の日経新聞「成長の未来図特集」に、作家の五木寛之さんが、『三密から「三散」の…

神と資本主義

ここ数日、晴れた日が続いていましたが、午後から次第に、低く垂れこんだ雲が広がるようになりました。天気予報によると、明日25日から日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込むとのこと。寒がりの私は、今から身構えています‥‥。 さて…

「まだ」それとも「もう」?

今日はめずらしく天気予報が外れた一日となりました。午後から「お日様マーク」だったので、布団のシーツを洗濯したところ、ずっと曇り空でした。幸いにも、我が家の奥様が仕事がお休みの日だったので、近くのコインランドリーまで洗濯物を乾燥しに行っても…

自然な身のさばきとモラル

良く晴れて穏やかな一日となりました。 さて、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、65歳の男性の「多くの人を助けてきたが 勇敢だと思えるようなことは何もしていない 体が勝手に動いたからだ」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次の…

重要なのは信頼

今日は、良く晴れて風もなく、穏やかな一日となりました。 さて、今月3日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、同月8日に退任されたメルケル元ドイツ首相の「謙虚とは無気力の謂(いい)ではなく、無限を知ったことから生まれるポジティブで、希望に溢…

小さな、しかし欠かせない一片

昨日のこの日記に、「神田川」と喜多條忠さんのことを書きました。すると、今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」には、その喜多條さんの逝去を悼むコラムが掲載されていました。全文を次のとおり引用させていただき、この日記に書き残しておこうと思います。 『…

陽気なお天気に誘われて

昨日28日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、愛媛県出身の歌人・高野公彦さんの「本当のわれに会ひたく歌を詠み、詠みて本当のわれ見失ふ」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『歌のかたちを整えようとあれ…

「分断」を融和する「精神の光」

今日の日経新聞「文化」欄に、亀山郁夫・名古屋外国語大学長が、『世界とドストエフスキー』という随想を寄稿されていました。そのなかで亀山先生は、次のようなことを述べられていました。 『‥‥では、世界に遍(あまね)く広がるドストエフスキー人気の秘密…

文字は自由に運動を始める

今月20日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、福岡伸一さんの「一度書かれた文字はそのまま動くことはありませんが、その文字を受け取った人の心の中で文字は自由に運動を始めます。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説が…

万感胸に迫る‥‥

阪神タイガースファンの私が、その生の試合を観戦するには、松山観光港からフェリーか高速船に乗って、波静かな瀬戸内海を渡り、広島に行くことがもっとも手軽な方法です。これまで幾度となく、熱烈な阪神ファンと一緒に、「広島市民球場」「マツダスタジア…

言葉は「存在のギプス」

町立図書館で借りてきた『JR上野駅公園口』(柳美里著:河出文庫)を読了しました。なんとも切なくて哀しく、そして、やりきれない思いが読後に残る本でした。 高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現南相馬市)出身の…

仏教と文学は一つ

今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、今月9日にお亡くなりになった、瀬戸内寂聴さんを悼むコラムでした。その全文を引用させていただきます。 『99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは2007年から約5年間、 本紙に毎週「奇縁まんだら」を連載していた。 …

「ため」を考える

昨日降った雨が止んだ今日は、吹く風が冷たく、肌寒い一日となりました。極端に寒がりの私には、「立春」までの試練の日々が続きます‥‥。 さて、今月7日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、文化人類学者・松村圭一郎さんの「ムダを排除した効率性にも…

「のっぺらぼう」な時間

哲学者の鷲田清一さんが、『「残念だが、パーティーは次回にお預けだ」~パンデミック下の時間感覚』というタイトルの随筆を、岩波書店の雑誌「図書」11月号に寄稿されていました。そのなかで、次のようなことを書かれていたので、この日記に書き残してお…

身近に感じた「ことば」

今月27日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、社会学者・岸政彦さんの「凄惨(せいさん)な語りはしばしば、穏やかな表情で、淡々と語られる。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『あるいは「かすかな微笑…

前途を祝福し、そして温かく励ます

今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、次のような内容でした。その全文を引用させていただきます。 『「名もなく貧しく美しく」。昭和の時代、しばしば耳にしたフレーズだ。 ろうあの夫婦が戦後、焼け野原となった東京の片隅で苦難に負けず、支え合い、貧し…

透明な存在かも?

朝から降り続いた冷たい雨は、夕刻になってようやく止みました。今日も寒い一日でした。 さて、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、R・D・レインの「人間は、他者の存在の欠落を経験するのではなくて、他者に対する他者としての自分自身の存在の…

後悔を山積みに

吹く風はとっても冷たかったけれど、良く晴れて穏やかな一日となりました。 さて、今月17日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、西舘好子さんの「命がつながっていくということは、所詮(しょせん)後悔を残してできないことを山積みにしておくことで…

後ずさりしながら未来に入る

時節柄というか、今、朝刊を開いて真っ先に目を通すのは、「国内の新型コロナウイルス感染者」の一覧表です。17日はどうだったかというと、東京都の新規感染者は、今年最少の40人で、ずっと高止まりしていた沖縄県も、一桁の7人という状況でした。 よう…

「抜本的改革」には要注意!

今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、猪木武徳さんの「制度というものは、はっきりした欠陥が見つからない限り軽々に改革すべきではない。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『改革にはつねに「意図と帰…

小三治師匠と「しろくまピース」

今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」を読んで、柳家小三治師匠の意外な面を知りました。コラムの全文を次のとおり引用させていただきます。 『好きな動物は?「しろくまピース」。いま一番やりたいことは?「野原を散歩する。しろくまピースと」。 7日に81…

「まくら」と「しぐさ」と「間」

今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、人間国宝・柳家小三治師匠の逝去を悼む内容でした。その全文を次のとおり引用させていただきます。 『「本音で歌えよ」って思いますね。 7日に亡くなった人間国宝の噺(はなし)家、柳家小三治(こさんじ)さんが評したの…

好奇心と危機感

今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、眞鍋淑郎さんのノーベル物理学賞受賞を称える内容でした。永く記憶に残すため、その全文を次のとおり引用させていただきます。 『本格的な秋の到来とともに、ノーベル賞の話題はやってくる。 連日のニュースを聞いて、…

「折々のことば」の魅力

「人生のおいて最も絶えがたいことは、悪天候が続くことではなく、雲一つ無い晴天が続くことである。」スイスの哲学者、カール・ヒルティのこの言葉のように、「雲一つ無い晴天」が続いています。しかも、もう10月だというのに、まるで「夏のような暑さ」…

「白雲愁色」の季節

『一匹のトンボが夏の終わりを告げるわけではない。一片の白雲が秋の到来を知らせるわけではない。‥』 これは、深代惇郎さんの「白雲愁色」と題した「天声人語」(昭和50年8月22日付け)の冒頭の文章で、私のお気に入りの文章の一つです。「白雲愁色」…

自分のなかのよきもの

今月6日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、社会学者・上野千鶴子さんの「自分のなかのよきものを育てたいと思えば、ソントクのある関係からは離れていたほうがよいのです。」という言葉で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありまし…

若者の「心をとらえた」本

今日の日経新聞一面コラム「春秋」に、「されど われらが日々――」のことが書かれていました。このコラムの冒頭は、次のような文章から始まります。 『東京女子大の1年生が、自信に満ちあふれた東大の男子学生に恋をした。 その思いが一気に冷める瞬間を柴田…