しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「人生そこそこ」の境地

昨日の続きです‥。 4月16日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、高田純次さんの「ガラス窓を伝う雨の滴を指でなぞっている内に一日が終わったよ。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『おちゃ…

受容し、支えること

久しぶりに「黄砂のない」すっきりとした青空が広がりました。シーツも洗えたし、布団も干せたし‥。やっぱりお日様は有難いです。 さて、今日は町立図書館に行って、4月14日(日)から20日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読…

想像を絶する喪失感

いつもなら水曜日の今日は町立図書館に行く日なんだけれど、アレルギー性鼻炎の薬が切れたので、今日も郊外電車で松山市の総合病院に行ってきました。 さて、今日の「News Connect あなたと経済をつなぐ5分間」は、戦闘開始から200日となったパレスチナ…

ワクワクする文房具

今日は、4週間に一回の泌尿器科病院の通院日でした。往復の郊外電車の車内と病院の待合室で、O・ヘンリー短編集を読み進めています。待ち時間には「短編集」が最適です‥。 私が普段、読書の際に愛用しているのが、本に貼ったり挟んだりできる「付箋」と透…

その気にさえなれば

すっきりしない天気が続いています‥。 今日も雨が降りそうな天気だったけれど、自転車で町立図書館に行ってきました。町立図書館に関しては、最近は、月曜日と金曜日には放送大学の印刷教材の勉強、水曜日には朝日新聞一面コラム「折々のことば」のまとめ読…

人間至る所青山あり

愛読しているNIKKEIプラスの4月20日(土)付け「何でもランキング」は、「あの慣用表現 語源と意味は?」がテーマでした。 「1位 五臓六腑(ろっぷ)に含まれないのは?」、「2位 「檄(げき)を飛ばす」で飛ばしたのは何?」、「3位 「どんぶり…

強い阪神が戻ってきました。

強い阪神が戻ってきました‥。 今日も首位の中日に「15」対「2」で大勝し、引き分けを挟んで5連勝。10戦連続2得点以下の球団ワーストタイ記録と、長く低迷した打線とはとても思えません。これも4番大山選手の調子が復活してきたことが大きいと思いま…

愉快で充実した一日

昨日は、高校時代の級友が所有する樹園地を視察しました。 まず、松山市と松前町に住む級友3人が私の自宅で合流し、4人が車に同乗して町内の回転寿司店へ。そのお店で、伊予市在住で樹園地を所有する級友2人と合流し、6人で賑やかな昼食。その後、伊予市…

横に並んで佇む

昨夜11時過ぎの強い横揺れの地震のあと、私はその後の余震が心配で、なかなか眠りにつくことができませんでした。全国ニュースになったこともあって、兵庫県赤穂市と東京都練馬区に在住の従姉妹から、それぞれお見舞いのLINEメールが届きました。心配…

何もしないことの価値

今日は町立図書館に行って、4月7日(日)から13日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。まず、4月10日(水)は、暉峻淑子(てるおかいつこ)さんの「…

生活と人生の根本的な違い

夏を訪れを思わせるような暑さとなりました。何を着たらいいのか悩みます。そんなにたくさん衣服は持ち合わせてはいないけれど‥。 さて、『深い河』(遠藤周作著:講談社文庫)を読了しました。著者の小説を読むのは、ずいぶん昔に読んだ「沈黙」以来です。…

便利で役に立つコンテンツ

孫娘が借りていた本を返却するため、伊予市の市立図書館に行ってきました。折角の機会だから、放送大学のテキストを持参し、約2時間、「日本の思想」を勉強してきました。建物が新しく落ち着いた雰囲気なので、とても集中できました‥。 そして今日は、NH…

虹始見(にじはじめてあらわる)

今日は氏神神社の清掃活動に従事してきました。今の私は、毎月14日と毎月末の2回だけは早起きをして、軽い肉体運動をしています。今は新芽との入れ替わりの季節。大量の落ち葉が境内を埋め尽くしていました。 そして今日は、七十二候の「虹始見(にじはじ…

「来世的生命主義」を学ぶ

『悪と往生~親鸞を裏切る「歎異抄」』(山折哲雄著:中央文庫)を読了しました。 親鸞を裏切る「歎異抄」、という本のタイトルに惹かれて購読しました。本書のなかでは、「往生」と「還相(げんそう)」に関する記述が特に印象に残りました。「往生」という…

熟成されたウイスキーのように胸底に染みる言葉

今日は父の命日です。お墓に行って、お線香を立ててきました。父の容態が急変した際、延命措置を選択しなかったのは正しかったのか、一年が経過した今でも自問・自責します。たぶんこれからもずっと、折に触れて自問・自責することになると思います‥。 さて…

身体が頭を諦めさせる

松前公園の桜は、遊歩道に花が散って、葉桜になった木はあるものの、今日現在、ご覧のようにまだまだ見頃が続いています。「おとつさん こんなに花が ちつてるよ」(正岡子規)さて、昨日の続きです‥。4月6日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は…

群れずに一人で淡々と

風はヒンヤリしていたけれど、澄み切った青空が広がって、清々しい一日となりました。 さて、今日は町立図書館に行って、3月31(日)から4月6日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この一週間で印象に残ったの…

「花の雨」の次は「花冷え」

雨が止んだら、強く冷たい風が吹き始めました。「花の雨」の次は「花冷え」です‥。今日は七十二候の「鴻雁北(こうがんかえる)」。燕(つばめ)が南からやって来る頃には、雁(がん)のように北へ帰る鳥もいます。春は出会いの季節でもあり、別れの季節でも…

今日は「花の雨」

お昼ごろから雨が降り始めました。咲き誇る桜の花に降りかかる「花の雨」です‥。 さて、安倍公房の短編小説集『笑う月』(新潮文庫)を読了しました。本書も、日経新聞電子版「日経BOOKプラス」で、昨日とは違う名門進学校の国語の先生が、中2、中3の…

たゆたう心をしたためる

遅ればせながら、『錦繍(きんしゅう)』(宮本輝著:新潮文庫)を読了しました。 夫の不倫(無理心中事件)で離婚した元夫婦が、10年の歳月を経て、紅葉に染まる蔵王で偶然再会したことから物語は始まり、そこから二人の往復書簡が続いて行きます。主人公…

満開間近の松前公園の桜です

桜の様子が気になって、今日も松前公園に散歩に出かけました。もう満開が間近です‥。この様子だと、来週末頃までは見頃が続いているかもしれません。明日は、孫娘の中学校の入学式。見頃となった桜の木の下で記念写真が撮れそうですね‥‥。

「清明の日」の翌日の雑感

昨日は二十四節気の「清明」でした。「清浄明潔の略」とはいいながら、今日もどんよりと曇った一日となりました‥。 さて、今日の日経新聞一面コラム「春秋」は、その著書「気くばりのすすめ」がベストセラーとなった鈴木健二さんの逝去を悼む内容で、そこに…

久しぶりに目にした言葉

降り続いていた雨も止んだので、松前公園に散歩に出掛けました。公園内の桜は、まだ三分から七分咲きといったところでしょうか。満開は今度の土・日曜日ぐらいかしら‥? さて、昨日の続きです‥。3月30日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、E…

記憶と身体

昨日の続きです‥。 3月28日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、三浦雅士さんの「記憶は身体なしに成立しえない」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『記憶は、脳というよりは口の記憶、耳や手…

民主主義と哲学への敬意

今日は町立図書館に行って、3月24日(日)から30日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。一緒に行った孫娘は、今度入学する中学校から出された宿題に取り組んでいました。苦手な算数です。 この一週間で印象に残…

貫く棒の 如きもの

今日は4月1日、新しい年度の始まりの日です‥。 日経新聞には、サントリーウイスキーの広告に、伊集院静さんの新社会人への「空っぽのグラス諸君。」というタイトルのメッセージが掲載されていて、そこには次のようなことが書かれていました。『‥‥君は今、…

「自主」か「対米追従」か

遅まきながら、『戦後史の正体(1945-2012)』(孫崎享著:創元社)を読了しました。 本書は、戦後日本の外交史を、「自主」路線と「対米追従」路線という観点から分析したものです。著者は、「自主」と「対米追従」の差は、次の点にあると述べられています…

父の一周忌法要

空が薄茶色く濁って、まるで霧がかかったように視界が悪かったです。どうやらこの原因は、はるか中国大陸から飛散した黄砂のようです‥。 さて、今日は檀那寺の本堂で、父の一周忌法要を執り行いました。私と妻、弟夫婦、娘と孫娘の6人です。 読経終了後には…

「親鸞の思想」を学ぶ

松山市道後公園の桜は既に開花したのに、今日散歩に出掛けた松前公園の桜は、まだ蕾のままでした。松前町は松山市の隣町で気候に大差はないはずなのに、いったいどうして‥? さて、『親鸞(全6巻)』(五木寛之著:講談社)を読了しました。(激動篇と完結…

「潔い負け方」を尊重する

昨日の続きです‥。 3月19日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、山崎正和さんの「認知を求める心理のなかには、優越するために他人との同等を必要とするという逆説が働く」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説…