しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

時事・時評・国際問題

リベラリズムの危機が分断を生む

今日の日経新聞「直言」に、『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(2018年)の著者、米国の政治思想学者パトリック・デニーン氏へのインタビュー記事が掲載されていました。 トランプ米大統領が掲げる「MAGA(米国を再び偉大に)」運動は、戦後の国際秩序…

「時政学」という言葉を知る

今日の日経新聞に掲載された「トランプ政治の時間軸」という記事を読んで、「時政学」という言葉を知りました。記事には次のようなことが書かれていました。 『時政学は時間の要素が政治や経済、安全保障に与える影響を研究する学問。 似たような用語に「地…

力で紛争は解決できない

今日は町立図書館に行って、6月10日(火)から13日(金)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この期間で印象に残ったのは、三つの「ことば」でした。 おっとその前に、昨日のこの日記で「イスラエルとイランの関係」…

「イスラエルとイランの関係」についての雑感

強い南風が真夏のような暑さを連れてきました。それは湿気があって、肌にまつわりつくような不快な暑さでした‥。 さて、イスラエルが13日、ウラン濃縮施設を含め、イランの数十か所の軍事施設を空爆したことに関し、一昨日の愛媛新聞に、高橋和夫・放送大…

巨星堕つ‥‥

子供の頃、プロ野球は阪神ファンだったはずなのに、愛用する帽子には、なぜか「Y」と「G」のマークが入っていました。「巨人・大鵬・卵焼き」‥。その「巨人」を象徴する存在だった長嶋茂雄さんが今朝、肺炎のためお亡くなりになったそうです。89歳。「巨…

「米国の大いなる誤り」と「日本の歴史的使命」

5月22日(木)の朝日新聞オピニオン欄に掲載された岩井克人・東京大名誉教授へのインタビュー記事がとても勉強になりました。「米国の大いなる誤り」というタイトルの記事の中で、印象に残った記述をいくつか抜き出してみました。 ・今こそ覇権国の地位か…

世界はどこに行き着くのだろう‥?

朝から降っていた雨は、時間の経過とともに雨脚が強くなり、夕刻には本降りの雨となりました‥。 さて、今日の日経新聞に、歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏が、「トランプ氏が描く「要塞国家の世界」」というタイトルの論評を寄稿されていました。そのな…

「米国のソフトパワー」を学ぶ

今日の日経新聞「直言」に、「ソフトパワー」という言葉の生みの親であるジョセフ・ナイ・ハーバード大名誉教授への、次のようなインタビュー記事が掲載されていました。 Q.ソフトパワーとは何か。米国のソフトパワーの源泉は何か。A.パワー(権力)とは…

論語の「辞(じ)は達するのみ」

今朝は氏神神社の清掃活動に従事しました。この時期は新芽との入れ替わりなのか、大量の落ち葉が境内を埋め尽くしています。6人で集めた落ち葉は、70Lのゴミ袋で14袋になりました。落ち葉は晩秋や初冬だけとは限らないことが、この歳になって理解でき…

米国「改革派保守」の思想

一昨日、町立図書館で朝日新聞一面コラム「折々のことば」をまとめ読みした際、4月3日(木)の同紙「オピニオン」欄に掲載された、「関税「改革保守」の狙い」というタイトルがついた、エコノミストで「改革派保守」の論客とされる、オレン・キャスさん(…

米国の情勢は「複雑怪奇」

放送大学「2025年度第1学期」の授業が始まりました。私は今期、「ヨーロッパ政治史」を選択し、今日も印刷教材を持参して町立図書館に行き、約2時間ほど勉強して帰りました。家で勉強するよりも集中できるからです。 ところで、ヨーロッパ(欧州)とい…

トランプ大統領の経済政策の3つの思想

5日分が処方された抗生物質や解熱鎮痛剤が今朝でなくなり、今晩から晩酌が解禁となりました。「よく頑張った!」 自分を自分で褒めてあげたい気分です‥。 さて、昨日のNHKラジオ「マイ!Biz・経済展望」では、東京大学大学院総合文化研究科の斎藤幸平…

「神話」と「歴史」の戦い

愛媛新聞で随時掲載されている「レコンキスタの時代」、昨日は前回に引き続き、ウクライナ史やスラブ研究の泰斗で、米ハーバード大ウクライナ研究所長の歴史家セルヒー・プロヒー氏へのインタビュー記事で、「帝国支配~民族の抵抗で必ず崩壊」というタイト…

本当に「移行期」の現象?

東日本大震災の発生から今日で14年となりました。「災害関連死を含む死者・行方不明者は2万2228人。東京電力福島第1原発事故や津波に伴う避難者は、2月1日現在で2万7615人いる。」という報道に接すると、改めて心が痛みます。東日本大震災が…

「3人姉妹を描いたとされる絵」から学んだこと

愛媛新聞で随時掲載されている「レコンキスタの時代」、今日はウクライナ史やスラブ研究の泰斗で、米ハーバード大ウクライナ研究所長の歴史家セルヒー・プロヒー氏へのインタビュー記事で、「帝国の病 プーチン氏体現~ウクライナはロの一部」というタイトル…

溜飲の下がる思い

米・ウクライナ首脳会談決裂についての続きです‥。 3月3日付けの溜池通信・不規則発言で、「かんべえ」さんは、次のように述べられていました。『〇攻め込まれて、やむなく戦っている国の首脳に対し、自分たちの軍事援助に対する感謝の念が足りない、 など…

リーダーに必要な「資質」と「器量」

明け方の暴風雨のような雨が止んだら、次第に寒さが戻ってきました。昨日までの暖かさとの極端な寒暖差。身体が適応しきれずにいます‥。 さて、米・ウクライナ首脳会談決裂に関し、今日の日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました…

「感情」と「言葉」の関係

今日は町立図書館に行って、2月17日(月)から21日(金)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この期間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。 まず、2月19日(水)は、納富信留〈のうとみのぶる〉さんの「…

誰もトラを手なずけてネコにすることはできない

「どうも世界は悪い方向に向かっているのではないか?」と感じました。ウクライナ侵攻に関し、「米メディアは15日、米国とロシアの高官が数日内にウクライナの戦争終結に向けた和平交渉をサウジアラビアで開始すると報じた。」という内容の今日の愛媛新聞…

「政府備蓄米の放出」についての雑感

空気は冷たかったものの、雲がほとんどない青空が広がりました。澄み切った青空を見上げて、ふと、小椋佳さんの「この空の青さは」の歌詞を思い出しました。♬ 帰るときめた夜が明ける 一人よがりの冬が終わる ああそれにしても この空の青さはどうだ ‥‥ さて…

「ロジ担」の皆さん、大変お疲れさまでした。

空気は冷たかったものの晴れ間が広がり、昨日までの寒さは一息ついたようです。このまま暖かくなることを祈るばかりです‥。 さて、石破茂首相とトランプ米大統領との日米首脳会談は、どうやら大過なく終わったようです。一国民にしか過ぎない私なのですが、…

破壊的な相互陶酔の関係

今日の日経新聞オピニオン欄「DeeP Insight」に掲載された「世界乱す米大統領の自己愛~歯止めなき「人格リスク」」という記事がとても興味深かったです‥。特に印象に残った記述を、次のとおり抜き出してみました。 『1789年、初代米大統領ワシントンが…

「通底」している認識

昨日の愛媛新聞を読んでいて、アメリカ大統領選挙に関しての二人の発言に目が留まりました。一人目は、国際政治学者イアン・ブレマー氏の次のような発言です。『‥‥主導国を欠く「Gゼロ」世界はさらに悪化している。 米国は(ガザ停戦に向けて)中東における…

17世紀英国の哲学者の「ことば」

今日は二十四節気の「立冬」、七十二候の「山茶始めて開く(つばき はじめてひらく)」です。暦どおりに、今日は各地で今シーズン一番の冷え込みとなったようです‥。 さて、昨日の続きです‥。11月2日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ジョン…

「反対者とともに統治する」

今日は町立図書館に行って、10月27日(日)から11月2日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。 まず、10月28日(月)は、内田樹さんの「公人は「敵…

「歌(民主主義)を忘れたアメリカ」

「アメリカ大統領選挙」についての続きです‥。 今日の日経新聞「Deep Insight」に、吉野直也・国際報道センター長が、「歌を忘れたアメリカ~大統領選が示す民主主義の衰退」というタイトルの論評を寄稿されていました。そこには、次のようなことが書かれて…

市場って、けっこう「冷徹」?

昨日執行された衆議院選挙では、「嫌な予感」が的中して、自民党と公明党の与党議席数は215議席にとどまって、過半数割れの結果となりました。 私はてっきり今後の政局の不透明感から、今日の東京株式市場での「急落」を予想していましたが、日経平均株価…

七不思議の一つ

昨日付けの「かんべえの不規則発言」で「かんべえ」さんが、トランプ前大統領(78)との討論会で不明瞭な発言を繰り返したバイデン現大統領(81)に関連して、「1968年の悪夢」という言葉を使われていました。 はて、「1968年の悪夢」って、どう…

自分が国や社会を変えられるか?

今日の日経新聞に掲載された「米コロンビア大デモを考える~教養教育が培う現実感覚」という記事が大変勉強になりました。 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に反対するデモは米コロンビア大から全米に広がりましたが、同大大学院で客員教授を務…

さつまいもの植え付け

今日は午後3時から、公民館管理の農園で、さつまいもの植え付け作業に従事しました。公民館の役員10人で、「鳴門金時」、「シルクスイート」、「紅はるか」の芋苗約400本を約14m×約14メートルの農園敷地に植えました。秋の収穫が今から楽しみです…