しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

仕事・ビジネス・金融経済

「揺らぐドル 円はどこへ」(その2)

エコノミストで東京大学客員教授の河野龍太郎さんへのインタビュー記事の続きです。今日は「円はどこへ」に関して勉強になった記述を、次のように整理してみました。 ・日本円が戦後、国際通貨として存在感を高める可能性があったのは、1980年代半ばから…

「揺らぐドル 円はどこへ」(その1)

10月8日付けの朝日新聞オピニオン欄に、エコノミストで東京大学客員教授の河野龍太郎さんへのインタビュー記事が掲載されていました。「揺らぐドル 円はどこへ」というタイトルです。とても勉強になりましたが、「揺らぐドル」に関しては、具体的には次の…

マーケットの「よく分からない世界」

今朝の突然の雨が止んだ後、お墓にシキビを御供に行きました。明日13日は「迎え火」、14日はお寺のご住職の「棚経」、16日は「送り火」と、お盆の行事が続きます。 雨がもうすっかり止んだ午後からは、肌にまつわるような暑さとなりました。「蝉時雨」…

すべては正しい現状認識と課題設定から始まる

梅雨が明けたとたんに、いきなり「盛夏」がやってきたようなお天気になりました。まだ6月なのに‥‥。(溜息) さて、今日の日経新聞の特集「MESSAGE~戦後80年~バブルと円」に、白川方明・日銀元総裁へのインタビュー記事が掲載されていました。「マクロ…

「トランプ関税に負けない日本経済論」を学ぶ

先週25日付けの「溜池通信」が大変勉強になりました。今回の特集は、「トランプ関税に負けない日本経済論」でした。 このなかで「かんべえ」さんが、4 月の月例経済報告「関係閣僚会議資料」を引用されていたので、私もさっそく内閣府のWebサイトでその…

「失敗の本質」から学べること

パソコン修理専門店から、修理が完了した旨の連絡が今日の午前に入りました。午後から自宅に持ち帰って試したところ、ストレスなく軽快な動作を確認できました。少々お金はかかったけれど、その道のプロにお任せして良かったと思っています。迅速な対応、あ…

「イノベーションの極意」の具体例を学ぶ

今日は町立図書館に行って、2月11日(火)から14日(金)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この期間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。 まず、2月11日(火)は、茨木のり子さんの「氷河のクレヴァス…

資本主義から卒業できるのか?

昨日のNHKラジオ「マイ!Biz・経済展望」は、水野和夫・芸術文化観光専門職大学客員教授の「資本主義からの卒業」というお話しでした。水野先生は、おおむね次のようなことを述べられていました。 ・貧困の撲滅に取り組む国際NGOオックスファムの報…

「一隅を照らすもの、国の宝なり」

傘をさして歩いて買い物に行ったその帰り道、突然の暴風雨に見舞われました。気象庁は、午前11時49分に「記録的短時間大雨情報」を発表、松山市付近では午前11時30分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとのこと‥。私はちょうどその時間帯…

日銀副総裁の挨拶から金融政策を学ぶ

日本銀行のHPで、今月7日の内田副総裁の「函館市金融経済懇談会における挨拶」に目を通しました。いくつか印象に残った記述は、次のようなものでした。 ・景気の改善傾向は続いている。先行きも、潜在成長率を上回る成長が続くと予想している。・中心的な…

「バタフライエフェクト」の世界

「蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか?」NHKテレビ「映像の世紀バタフライエフェクト」で語られるフレーズですが、ここ数日のマーケットは、まさにこの「バタフライエフェクト」の世界のよう…

何が失われたのか?

NHKラジオ「マイあさ!」の「マイ!Biz」、昨日の金曜日は「経済展望」の話題で、小幡績・慶応大学大学院教授が「失われた30年と日本経済の発展」というテーマでお話しをされました。 よく「失われた30年」と言うけれど、「過去、何が問題だったか…

日本経済の停滞はイノベーションの欠如が原因

6月13日(木)の日経新聞「経済教室」に、山口広秀・日興リサーチセンター理事長と吉川洋・東京大学名誉教授が、「日本経済復活の条件~人口より技術革新、将来左右」というタイトルの論評を寄稿されていました。 国内総生産(GDP)は、25年にはインド…

「3高」が根底に

今朝の日経新聞の一面には、次のようなことが書かれていました。『26日のニューヨーク外国為替市場で円は1ドル=158円台半ばまで下落し、 1990年以来34年ぶりの円安・ドル高水準となった。 同日の日銀の金融政策決定会合後、日米金利差が開いた状…

「普通の金融調整」を考える

孫娘が卒業アルバムを我が家に持参してくれました。ほとんどのページがカラー刷りで、「卒業記念文集」もアルバムと一緒に編纂されていました。私の時代のアルバムはほんの数ページで、しかも白黒印刷だったことを考えると、隔世の感があります‥。 さて昨日…

朝からなんだか痛快な気分

毎朝、午前6時40分にラジオの目覚ましタイマーがONになると、NHKラジオ番組「マイあさ!」が流れてきて、しばらく寝床で耳を澄ませています。 昨日の同番組中の「マイ!Biz」は、経済展望ということで、小幡績・慶応義塾大学大学院教授が「どうな…

「言い得て妙」の表現

日銀が今日、金融政策決定会合で「マイナス金利政策の解除」を決めました。マイナス0.1%としていた政策金利を0〜0.1%程度(無担保コール翌日物レート)に引き上げ、長期金利を低く抑え込むための長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)や上…

割安から成長へは本当?

日経新聞電子版によると、今日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に3日続伸し、終値は前日比584円65銭(1.80%)高の3万3018円65銭となりました。バブル崩壊後の高値を更新し、33年ぶりの高値となったそうです。 そういえば、今月9日付…

20年を要した学び

この二日間ほど暖かい日が続いたのに、今日は雨模様の寒い一日となりました。やはり、春は簡単にはやって来てはくれません‥‥。 さて、1月31日(火)の朝日新聞には、「異次元緩和 費やした10年」というタイトルで、白川方明・前日本銀行総裁へのインタ…

「想像力」という能力

今日は、二十四節気の「夏至」です。一年で一番日(昼)が長い日は、終日、梅雨らしい雨が降り続いた一日となりました。 さて、今月2日に放映された「カンブリア宮殿」を、録画していたビデオで視聴しました。その日の経済人は、ラクスル株式会社の松本恭攝…

今日の収穫

毎週日曜日は、ポッドキャスト「News Connect(ニュースコネクト)」の「ニュース小話」を聴取するのを楽しみにしています。 というのも、日曜日は野村高文さんが、経営共創基盤 共同経営者の塩野誠さんとともに、一週間のニュースを雑談も交えながら振り返…

円安が止まらない

円安が進行し、円の総合的な実力を示す実質実効為替レートも大きく低下しているそうです。為替のことはよく分からないけれど、今日の日経新聞電子版「止まらぬ円安 背景や影響、識者はこうみる」というタイトルの記事では、有識者の方が、その現状などを分析…

金融市場の四つのリスク

今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」を読んで、「雪中四友(せっちゅうしゆう)」とう言葉を知りました。寒い冬でも花を楽しめる、「ロウバイ」、「スイセン」、「ウメ」、「サザンカ」のことだそうです。今日のこの厳しい寒さの中、我が家の庭の片隅にも、け…

重要だけれど難しい仕事

久しぶりに、日経新聞「経済教室」から‥。 今日からの「コロナ危機を超えて」の連載、その第一回目は、吉川洋・立正大学長が『格差是正への「負担」合意急げ』というタイトルの論考を寄稿されていました。 『‥‥岸田政権は「成長と分配の好循環」をめざす。 …

「コロナ禍で求められる経済」を考える

日経新聞「やさしい経済学」では、「ノーベル賞が映す経済学」の連載が続いています。その第8回目となる今日は、「日本人は受賞できるのか」というタイトルでした。ノーベル賞の歴史の中で、日本人が受賞していないのは、経済学賞だけとのことでしたが、記…

手抜き、サボりが市場化する時代

強めの雨が終日降り注ぎ、梅雨らしい一日となりました。つい、先日まで渇水の心配をしていたのに、あまり降り続くと、今度は災害の心配をしなければなりません。もっとも、我が町・松前町は、山がないので土砂崩れの心配はないけれど、重信川などの河川の氾…

「好循環?」に陥る日々

「名もなき家事」以外は、自由な時間が圧倒的に増えたので、先月の後半あたりから読書量も圧倒的に増えてきました。ご丁寧なことに、アプリ「読書メーター」は、毎日の読書量まで教えてくれます。 一方で、「読書メーター」に登録している「積読本」は、今日…

「高い授業料」を教訓に‥

今朝は強風が吹き荒れ、昼過ぎから突然に雷雨になるなど、大荒れの一日となりました。暗雲立ち込める、今の日本を象徴するかのような、不安な5月の始まりです‥‥。 さて、今日の日経新聞マーケット総合欄「大機小機」の、「コロナ下の経済政策、3つの教訓」…

批判するなら対案を

今日の日経新聞「大機小機」に、「リーダーよ、批判より提案を」というタイトルのコラムが、次のような内容で掲載されていました。 『新しいことを始める際、往々にして乗り越えなければならない課題に直面する。 例えばデジタルトランスフォーメーション(D…

定年後再雇用の厳しい現実

今日の日経新聞電子版に、「給料4~6割減が過半、定年後再雇用の厳しい現実」というタイトルの記事が掲載されていました。記事には、次のようなことが書かれていました。 『業務量や拘束時間はあまり変わらないのに給料は大幅ダウン‥‥。 日経ビジネスは2…