しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

朝からなんだか痛快な気分

毎朝、午前6時40分にラジオの目覚ましタイマーがONになると、

NHKラジオ番組「マイあさ!」が流れてきて、しばらく寝床で耳を澄ませています。


昨日の同番組中の「マイ!Biz」は、経済展望ということで、

小幡績慶応義塾大学大学院教授が「どうなる?金融政策」をテーマにお話しをされました。

小幡先生は、日銀が先の金融政策決定会合で、

①マイナス金利政策の解除、②長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の撤廃、

③上場投資信託ETF)と不動産投資信託REIT)の買い入れ終了、この三つを同時にやめたこと、

すなわち「やめるべきことをやめた」ことは、「すばらしい」とおっしゃっていました。


そして、この三つをさらりと同時にやめたのに、金融・株式・為替市場に反応がなかったのは、

「異次元緩和は、実は全く意味はなかったのではないか」、

さらに、「賃金が上がらないのを政策関係者は、物価のせいにしていたのではないか」などと、

分かりやすくおっしゃっていました。


「本来、景気や物価を安定させる手段の金利政策が、実は「食い物」にされていたのではないか」、

このような「歯に衣着せぬ」小幡先生のお話しを聴いていて、朝からなんだか痛快な気分になりました‥‥。