昨日の続きです‥。
3月13日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、G・K・チェスタトンの
「誕生は、死と同じく厳粛な別れなのである。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『女性が子どもを得るというのは、子どもを独り立ちさせるという形で子どもと別れることである。
同じように、詩が一つの生命を得ることは、それを書き終えた詩人が別の存在へと離脱することである。
つまるところ、何かを生むのは分離、別れることだと、英国の作家は言う。
生むことで人は何かを我が物とするのではなく、失うのだと。「正統とは何か」(安西徹雄訳)から。』
なるほど、「何かを生むのは分離、別れること」ですか‥。
奥深い言葉ですね。
ところで、孫娘は今日、松山市内のA小学校を卒業しました。
これまで無事に育ってくれたことに感謝したいと思います。
孫娘は、友人や先生、学び舎と別れることによって、また「何かを生む」のでしょうね、きっと‥。
この機会に、孫娘に何か「名言」を贈りたいと考えていたところ、
やはり、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
「Climb Every Mountain(すべての山に登れ)」にすることにしました‥‥。