論文・レポート・論考・論評
昨日の愛媛新聞「論考2025」に、哲学者の朱喜哲(ちゅひちょる)さんが、「存在感増す排外主義~加害性の源泉は「恐れ」」というタイトルの論評を寄稿されていました。そこには次のようなことが書かれていました。 『‥‥例えばパレスチナ自治区ガザでは、…
7月3日(木)の朝日新聞オピニオン欄に、作家の高村薫さんが、「2025参院選」に関し、「穴は至る所に」というタイトルの論評を寄稿されていました。私なりに重要だと思う記述を、次のように要約してみました。 ・走行中のトラックが突然に穴に落ちる不…
またまた昨日の続きです‥。 6月27日(金)の朝日新聞オピニオン欄「異論のススメ」に、佐伯啓思・京都大学名誉教授が、「戦後80年「ごっこの世界」」というタイトルの論評を寄稿されていました。佐伯先生は、評論家の江藤淳による1970年の論考「「…
朝から降っていた雨は、時間の経過とともに雨脚が強くなり、夕刻には本降りの雨となりました‥。 さて、今日の日経新聞に、歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏が、「トランプ氏が描く「要塞国家の世界」」というタイトルの論評を寄稿されていました。そのな…
今日の日経新聞オピニオン欄に掲載された「Deep Insight」は、「失敗の本質~野中郁次郎氏の遺産」というタイトルの記事でした。そこには次のような印象深い記述がありました。少々長くなりますが引用させていただき、この日記に書き残しておきます。 『‥‥日…
今日の日経新聞「経済教室」に、宇野重規・東京大学教授が、「政治との距離感、縮める年に」というタイトルの論評を寄稿されていました。このなかから「民主主義」についての記述を、次のとおり抜き出してみました。 『民主主義は「参加と責任のシステム」で…
今日の愛媛新聞文化欄に、年始論壇インタービューとして、米国研究者の渡辺靖・慶応大学教授の論評が掲載されていました。 米大統領に自国第一主義を強く訴えるトランプ氏が返り咲くなど、世界が不安定化の兆しを見せ、民主主義の危機さえささやかれる状況で…
新年早々、「早稲田」は駅伝やラグビーで活躍しているというのに、私は昨年越しの体調不良を引きずって、なかなか前向きな気持ちになれません‥。 そんななか、昨年末の「溜池通信 vol.803」に目を通してみました。今回の特集は「2025 年のリスクとオポチ…
昨日の日経新聞「経済論壇から」(土居丈朗・慶応義塾大学教授執筆)に、吉川洋・東京大学名誉教授の論評とそのコメントが、次のとおり掲載されていました。 『日本銀行の異次元緩和は壮大な社会実験だったと回顧するのは、 東京大学名誉教授の吉川洋氏(週…
今日の日経新聞「経済論壇から」の紙面で、土居丈朗・慶応義塾大学教授が、トランプ政権の影響に関して、竹森俊平・明海大学客員教授の論評を、次のように紹介されていました。 『11月5日の米大統領選挙では、トランプ前大統領が勝利した。 来年からの第…
雷が鳴って、本降りの雨となりました。こんなにまとまった雨が降るのは久しぶりです‥。 さて、先週12日(土)の朝日新聞に、衆院選2024に関連して歴史社会学者の小熊英二さんが、「よき統治のために」というタイトルの論評を寄稿されていました。そこ…
愛媛新聞の随時連載企画「レコンキスタの時代」は、米中央情報局(CIA)の元工作担当官グレン・カール氏へのインタビュー記事が続いています。その3回目は、「トランプ氏のポピュリズムが20年大統領選に敗れた後も消えなかったこと」について、グレン…
愛媛新聞で随時連載が続いている「レコンキスタの時代」‥。昨日からは、米中央情報局(CIA)の元工作担当官グレン・カール氏へのインタビュー記事の連載が始まりました。カール氏は、19世紀フランスの思想家・政治家トクヴィルの「アメリカのデモクラシ…
今日は町立図書館に行って、3月24日(日)から30日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。一緒に行った孫娘は、今度入学する中学校から出された宿題に取り組んでいました。苦手な算数です。 この一週間で印象に残…
今月9日(金)に放映された「ドキュメント72時間」を、NHKプラスで視聴しました。 今回は「愛媛・今治 昭和から続くサウナにて」というタイトルでしたが、その舞台となった今治市は、私が社会人となって初めての赴任先でした。自動車税など県税を徴収…
今月25日の愛媛新聞に、佐伯啓思・京大名誉教授が、「自民党が国民政党なら日本の針路提示必要」という論評を寄稿されていて、そこには次のようなことが書かれていました。少々長くなりますが引用させていただきます。 『‥‥いま述べたように、自民党には二…
昨日、NHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト」の「ビートルズとロックの革命」は、「ビートルズが世界をどう変えたか」を詳細に伝える、とても秀逸な内容でした。番組の中では、ジョン・レノンの、その死の五年前の、次のような発言が強く印…
今日はよく晴れて風もなく、穏やかなお天気になりました。午前中は町立図書館に行って、試験に備えた放送大学テキストの勉強をしてきました。 さて、今日は久しぶりに日経新聞「経済教室」を真剣に読みました。レポートが「平成日本企業の失敗、背景と教訓㊤…
今月2日の愛媛新聞「今月の随想」に、歴史社会学者の小熊英二さんが、戦前から戦後の価値観の転換を経験したほぼ最後の世代にあたる大江健三郎さんの死去を受けて、『「戦後」の転換期~価値観問う世代交代』というタイトルの論評を寄稿されていました。 小…
国立国会図書館が今月16日に、総合調査報告書『格差、分配、経済成長』を、そのHPで公表しています。 同日のプレスリリースには、報告書の内容について、次のように書かれていました。『近年、格差問題が注目を集めています。 先進各国が採用した新自由…
今月9日の愛媛新聞「現論」に、佐伯啓思・京大名誉教授が、「日本人の信仰の原点~安らかな死への心情」というタイトルの論評を寄稿されていました。全文は長くなるので、論評後半の「怖れと畏怖」という箇所を、次のとおり引用させていただきます。 『人の…
今日の日経新聞「経済教室」に、猪木武徳・大阪大学名誉教授が、「危機と分断の時代①~問題の「根」を探り向き合う時」という論評を寄稿されていました。この論評の冒頭と文末に猪木先生は、次のようなことを述べられていました。 『旧年は疫病、戦争、異常…
一昨日、町立図書館で一週間分の朝日新聞一面コラム「折々のことば」をまとめ読みしていた時に、もう一つ印象に残った記事がありました。それは、10月28日(金)のオピニオン欄「耕論」です。 「弔い これからのかたち」というタイトルで、三人の有識者…
今日の愛媛新聞「文化」欄に掲載された、人類学者・磯野真穂さん執筆による、『「葬」を置き去った国~分断の象徴と化した死』という、安倍元総理の国葬に関しての次のような内容の論考を読んで、少し考えるところがありました。 『‥‥葬儀の一つの役割は、死…
今日も良く晴れて、夏のような暑さとなりました‥‥。 さて、今日の愛媛新聞「文化」欄に、社会学者の大澤真幸先生が、「賛否両論 共感なき分断 安倍氏国葬」というタイトルの論評を寄稿されていました。大澤先生は、今回の国葬が「いったい何を浮き彫りしたか…
今月2日に町立図書館に行って、朝日新聞一面コラム「折々のことば」をまとめ読みしていたところ、8月27日(土)の「異論のススメ」に、佐伯啓思・京都大学名誉教授が、「社会秩序の崩壊と凶弾」というタイトルの長文の論評を寄稿されていたので、要点を…
台風5号から遠く離れていても、今日はその影響でしょうか、ほぼ終日、雨が降り続きました。昨日に比べると気温は下がりましたが、湿度が高く、蒸し暑く感じました。 さて、一昨日の日経新聞文化欄に、吉田満・同志社大学教授が、「終わり迎えた進歩幻想~未…
今日の日経新聞文化欄に、宇野重規・東京大学教授が、『あふれる「思想なき保守」』というタイトルの論評を寄稿されていました。宇野先生は、次のようなことを述べられていました。 『「保守主義」は政治的な立場を論じる際に用いられるが、 真意を理解して…
昨日の日経新聞オピニオン欄、「コロナ禍巡る専門知の死角 責任負うのは政治の役割」という論評が、とても勉強になりました。記事には次のようなことが書かれていました。 『疫病、気候変動、地震・噴火、そして金融危機――。 文明が深化した現代社会は予期せ…
今日の愛媛新聞「現論」に、長谷川眞理子・総合研究大学院学長が、『タテ社会の弊害 課題解決へ「総合知」を』という論評を寄稿されていました。 長谷川先生は、日本から新しいことがなかなか出てこないことの背景には、タテ社会の構造があまりにも強固に存…