しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

論文・レポート・論考・論評

「総合知」について学ぶ

今日の愛媛新聞「現論」に、長谷川眞理子・総合研究大学院学長が、『タテ社会の弊害 課題解決へ「総合知」を』という論評を寄稿されていました。 長谷川先生は、日本から新しいことがなかなか出てこないことの背景には、タテ社会の構造があまりにも強固に存…

「国家」と「個人」を考える

昨日10日の産経新聞「正論」に、先崎彰容・日本大学教授が、「国家と個人の緊張関係について」と題する論評を寄稿されていました。 今回のウクライナ危機に関連して、「否応(いやおう)なく国家と運命をともにし、生きざるをえない人間とは何なのか。国家…

21世紀の「貪兵」と「驕兵」

久しぶりに産経新聞「正論」を閲覧しました。すると、雪斎先生こと櫻田淳・東洋学園大学教授が、今月13日に、「戦後規範の文明を防護する戦争」と題して、次のようなことを述べられていました。 『‥‥古代中国史書『漢書』「魏相丙吉伝」書中には、次のよう…

世の中には二種類の人間?

今日の日経新聞「経済教室」に掲載された、中西寛・京都大学教授執筆の「ウクライナ危機と世界㊥~大戦・内戦リスク排除できず 」というタイトルの論考が勉強になりました。論考のポイントは、次の3つでした。図表もとても分かりやすかったので、この日記に…

「国際社会の責務」を考える

ロシアが隣国ウクライナに侵攻して、今日で1カ月となりました。愛媛新聞には、細谷雄一・慶応大学教授が、「19世紀逆戻り許すな~国際社会結束し阻止を」というタイトルの論評を寄稿されていました。 『プーチン大統領は「19世紀型の戦争」を続け、時計…

理想論をこえた哲学

昨日の愛媛新聞に、哲学者で津田塾大学教授の萱野稔人さんが、ロシアのウクライナ侵攻に関し、「ソ連崩壊前夜と類似~人口減 国力衰退に焦り」という論評を寄稿されていました。 萱野先生は、フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッドが、ソ連崩壊をその…

衆寡敵せず

今日は昨日よりもさらに気温が上昇し、暖かい一日となりました。暖かいというよりも、身体を動かすと暑いぐらいでした。 さて、今月11日付けの「溜池通信vol.736」の特集は、「経済制裁はウクライナ戦争を止められるか?」でした。このレポートの中で「か…

「二つの五輪」を考える

日差しは窓際まで届いたものの、今日は冷たく強い風が吹いて、とても寒い一日となりました。明日はさらに寒くなるそうです‥‥。 さて、今日の愛媛新聞「文化」欄に、先崎彰容・日本大学教授が、「コロナ禍 二つの五輪読み解く」というタイトル、「北京 解放気…

春の予感

立春の日は、良く晴れて穏やかなお天気となりました。暦のうえだけど、今日から春だと思うと、日差しも春色を帯びているような気がします。♬ 春の予感 そんな気分 いつもと違うでしょうまさに「春の予感」です‥。 さて、今日の日経新聞「特集」欄の「2030 Ga…

金融市場の四つのリスク

今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」を読んで、「雪中四友(せっちゅうしゆう)」とう言葉を知りました。寒い冬でも花を楽しめる、「ロウバイ」、「スイセン」、「ウメ」、「サザンカ」のことだそうです。今日のこの厳しい寒さの中、我が家の庭の片隅にも、け…

破局に備えた論争を今こそ

冷たくて強い風が吹き荒れた一日となりました。 さて、日経新聞「経済教室」で連載が続いていた「コロナ危機を超えて」は、今日がその最終回でした。最終回は、『人新生の「資本論」』の著者、斎藤幸平・大阪市立大学准教授が、『民主主義、気候変動でも試練…

「談論風発」が大切

昨日5日の愛媛新聞「現論」に、長谷川眞理子・総合研究大学院大学長が、『おとなしい日本の子ども~議論で社会に活力を』というタイトルの、ちょっと気になる、次のような論評を寄稿されていました。 『日本の子どもたちはおとなしい。保育園児のような小さ…

見事に「洗脳」‥?

今日の日経新聞「オピニオン」欄「中外時評」に掲載された、『「新しい資本主義」論の軽さ』というタイトルの論評が、とても勉強になりました。長文なので、最初と最後の箇所を次のとおり抜き出して、この日記に書き残しておこうと思います。それでも長文に…

「価値観そのものを見直す」ことの難しさ

晴れ間がのぞいたと思うと、いきなり風雨が強くなるなど、今日も荒れたお天気となりました。こんな悪天候の日にかぎって、父の通院の付き添いです。 さて、今日の愛媛新聞「現論」に、佐伯啓思・京大名誉教授が、『コロナと新資本主義~価値観の見直し必要』…

暗く長いトンネルの出口が、 ようやく見えてきた

みずほリサーチ&テクノロジーズから、「ワクチン接種加速の経済効果」というタイトルのレポートが公表されています。まだ、その全文に目を通していませんが、冒頭のサマリーには、次のようなことが書かれていました。 ・ 新型コロナワクチンの接種ペースが…

「死者との別れの儀式」を考える

昨日の愛媛新聞「現論」に、ノンフィクション作家の保阪正康さんが、『コロナ禍と葬儀~儀式変容 私流の別れを』というタイトルの論評を寄稿されていました。論評の冒頭で、保阪さんは、次のようなことを述べられていました。 『私自身の老いの故もあるのだ…

私は「高齢者」?

政府は今日11日の閣議で、2021年版の高齢社会白書を決定したそうです。時事通信社の速報記事には、次のようなことが書かれていました。 『政府は11日の閣議で、2021年版の高齢社会白書を決定した。 60歳以上への調査で、家族以外の親しい友人…

コロナ対策と集合知

今日の日経新聞オピニオン欄「核心」に、藤井彰夫・論説委員長の執筆による「経済学者のコロナとの闘い~社会実装へ英知結集を」というタイトルの論評が掲載されていて、読んで大変勉強になりました。論評の後半には、次のようなことが書かれていました。 『…

国家の劣化から脱却するには

昨日の日経新聞オピニオン欄「核心」の、芹川洋一・論説フェロー執筆による『なぜコロナに敗れたのか~「緩くバラバラ呑気」に原因』というタイトルの論評が、大変勉強になりました。 芹川さんは、政治学者・丸山真男が、昔からずっと底に流れている日本人の…

デジタル化の落とし穴

今日の愛媛新聞「現論」に、佐伯啓思・京大名誉教授が、「デジタル化の落とし穴~期待が奪う精神的健康」という論評を寄稿されていました。 『‥‥ところで、昨年来「スマホ脳」(新潮新書)という本が評判になっている。 スウェーデンの精神科医アンデシュ・…

教訓を活かして脅威に備える

昨日付で国立国会図書館のHPで公表された「新興感染症の流行と対策~新型インフルエンザ等への対応を振り返る~ 」というレポートが大変勉強になりました。なかでも、2009年に起きた「新型インフルエンザ(A/H1N1)」についての、例えば、次のような各…

日米の「保守主義」を考える

佐伯啓思・京都大学名誉教授が、今月1日の産経新聞「正論」に寄稿されていた「トランプ氏退陣と保守思想の変容」というタイトルの論評が、「アメリカ保守主義」の思想を理解するうえで、大変勉強になりました。 『‥‥戦後アメリカの保守主義を最初に主導した…

不都合な真実

昨日の「溜池通信・不規則発言」で、「かんべえ」さんが、「コロナ下の日本経済における不都合な真実」という題で、次のようなことを書かれていました。ただし、ご本人曰く、「たぶんこうなんじゃないかなあ、という仮説段階」とのことでした。 ・10万円の…

政策の検証・評価の大切さ

今月11日に、国立国会図書館が、「目で見るアベノミクスの成果と課題」というレポートを公表しています。レポートの要点は、次の三つにまとめられていました。 ①アベノミクス期の景気回復は、71 か月間の長期に及び、円安・株高の下で雇用の改善が進展し…

「アベノミクス」の総括

巷では、シンクタンクによる「アベノミクス」の総括に関するレポートが散見されるようになりました。そのようなレポートの中でも、今月4日付けの「溜池通信vol.698」が大変勉強になりました。このレポートの中で、「かんべえ」さんは、次のように述べられて…

歴史をよく知る

「web中公新書」で連載が続いている猪木武徳・大阪大学名誉教授執筆の「経済社会の学び方」、その第13回目は、『歴史は重要だ(History Matters)ということ①~「日本的雇用慣行」を問い直す』というタイトルで、次のようなことが書かれていました。 『…

知の社会への提供

お盆を控え、お墓にお供えするシキビを買い求めるため、今朝、開店直後の産直市に行きました。すると、同じようにシキビを買い求めるお客さんの長蛇の列‥‥。皆、考えることは同じなのですね。買い物を終えた後は、シキビを持ってそのままお墓に直行です。 お…

物事の価値を問い直す

今日の日経新聞「経済教室」に掲載された、猪木武徳・大阪大学名誉教授の執筆による、「相互理解・連携の衰弱一段と~アフターコロナを探る』という論考が勉強になりました。 『‥‥われわれには正確かつ厳密には知り得ないことがある、 という当たり前の事実…

次に生かす

日本経済研究所のHPに掲載された、田中秀明・明治大学教授執筆による「歴史に学ばない骨太の方針」というタイトルの次のような内容の論評を興味深く読みました。 ・過去20年間、歴代内閣は「e-Japan戦略」のような電子政府推進の看板を掲げてきた。 莫大…

優れたリーダーを測る基準

今日の日経新聞「経済論壇から」の、「コロナで問われる政治の真価」というタイトルの記事が勉強になりました。今回、土居丈朗・慶大教授が取り上げられた論考のうち、特に印章に残ったのは、次のような記述でした。 『早稲田大学教授の河野勝氏(Voice8月…