しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

論文・レポート・論考・論評

物事の価値を問い直す

今日の日経新聞「経済教室」に掲載された、猪木武徳・大阪大学名誉教授の執筆による、「相互理解・連携の衰弱一段と~アフターコロナを探る』という論考が勉強になりました。 『‥‥われわれには正確かつ厳密には知り得ないことがある、 という当たり前の事実…

次に生かす

日本経済研究所のHPに掲載された、田中秀明・明治大学教授執筆による「歴史に学ばない骨太の方針」というタイトルの次のような内容の論評を興味深く読みました。 ・過去20年間、歴代内閣は「e-Japan戦略」のような電子政府推進の看板を掲げてきた。 莫大…

優れたリーダーを測る基準

今日の日経新聞「経済論壇から」の、「コロナで問われる政治の真価」というタイトルの記事が勉強になりました。今回、土居丈朗・慶大教授が取り上げられた論考のうち、特に印章に残ったのは、次のような記述でした。 『早稲田大学教授の河野勝氏(Voice8月…

「抵抗勢力」との闘い

今日から二十四節気の「大暑」です。「こよみのページ」には、「最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。夏の土用の時期。学校は夏休みに入り、空には雲の峰が高々とそびえるようになる。」との解説がありますが、今日も松前小学校の皆さんが登校…

またひとつ勉強になりました。

国立国会図書館発刊「調査と情報」の「コロナショックと財政・金融政策」というタイトルのレポートを読みました。レポートでは、質問を「小見出し」にして、「コロナショックの概要」を解説していました。具体的には、次のような内容で‥‥。 「3 当面の有効…

願望と信条が支離滅裂な私

参議院HPの調査室作成資料「立法と調査(第425号)」に掲載された『「成長の限界」再考~ 資本主義の後に来るもの~』というタイトルの論考が、示唆に富む内容が満載で、大変勉強になりました。そのなかでも、私の印象に残ったのは、「4.資本主義後の世界(…

勉強になったレポート

昨日7日に公表された国立国会図書館の立法調査資料「新型コロナウイルス感染症と経済対策~令和2年度第2次補正予算まで」というタイトルのレポートが大変勉強になりました。 この数か月、世の中の動きが目まぐるしく、いつどんなことがあったのか忘れがち…

「自由」をめぐる困難な問い

先月30日に産経新聞電子版「正論」に掲載された、先崎彰容(せんざきあきなか)・日本大学教授の執筆による『コロナ禍と「自由」をめぐる問い』というタイトルの、次のような論評を読んで、深く考えるところがありました。長くなりますが、とても大切なこと…

公共データ共有の必要性

原田亮介・日経新聞論説主幹のニューズレター「NIKKEI Briefing」を読んで、大いに納得するところがありました。今日のメール配信記事は、「デジタル臨調という夢想」というタイトルで、そこでは次のようなことが書かれていました。 『‥‥政府がIT戦略会議…

知の自立の必要性

PHP総合研究所のHPに、中西寛・京都大学法学研究科教授の執筆による「世界が迎える大転換と日本の課題」というタイトルの論評が掲載されていました。自分で大切だと思う箇所を、次のとおり抜き出してみました。 ・日本はグローバリゼーションに一定範囲…

再び「日本型組織」の問題点を考える

今月5日付けの「溜池通信vol.692」の特集記事は、「コロナ第2ステージ」への論点整理」というタイトルの記事でした。このなかで、「かんべえ」さんは、「日本型組織にありがちなパターン」という見出しで、次のようなことを述べられていました。 『本誌5…

「スキニー・ガール(痩せた少女)」の日本

久しぶりに、雪斎先生こと、櫻田淳・東洋学園大学教授の、切れ味鋭い論評を拝読しました。一昨日、産経新聞「正論」に掲載された『コロナ‥知識と経験を人類蓄積に』というタイトルの論評のことです。 『‥‥いわゆる、「日本モデル」によるウイルス禍対応への…

日本型雇用の問題を考える

一昨日25日の日経新聞「経済教室」に掲載された、小熊英二・慶応義塾大学教授の執筆による「企業越えた人材評価基準を 日本型雇用改革の論点」という論考が勉強になりました。小熊教授は、日本型雇用の根本問題は、「人材に対する客観的な評価基準がないこ…

出口はどこに

最近の自分の日記を読み返してみると、「新型コロナウイルス」の話題ばかりです。それだけ「見えない恐怖」に、日々怯えている自分を自覚しつつ、自分を取り巻く世の中の動きはどうだったのか、自分はどんな気持ちを抱いていたのかを、記録・記憶しておくこ…

改めて名著「失敗の本質」に学ぶ

今月8日付けの「溜池通信vol.690」の特集は、『コロナ対策に見る「失敗の本質」』 というタイトルで、示唆に富む内容が盛りだくさんのレポートでした。「かんべえ」さんは、政府の機能不全ぶりについて、名著「失敗の本質~日本軍の組織的研究」(中公文庫)…

他者への想像力

一昨日のこの日記で、朝日新聞一面コラム「折々のことば」に掲載された教育学者・苅谷剛彦さんの『英語で「セルフ・レスポンシビリティー」という言い方は普通しません。「レスポンシビリティー」だけで十分だからです。』という言葉と、その言葉に対する鷲…

社会の形を変えるもの

日経新聞電子版10周年特別企画の「#GO2030」、今日20日は、姜尚中・東京大学名誉教授が、「地域コミュニティが見直される」というタイトルで、2030年の世界の姿について、次のようなことを述べられていました。 『新型コロナウイルスの発現が…

英知を結集する

土居丈朗・慶大教授の執筆による、日経新聞「経済論壇から」は、今日は「コロナ危機への対応 提言」というタイトルの記事でした。 新型コロナウイルスには、「感染拡大防止が最も効果的な経済対策ではあるが、経済政策面では、財政金融政策をどう用いるかが…

不確実性とリスク

今日、久しぶりに「かんべえ」さんの「溜池通信」のサイトを閲覧したところ、先月28日に掲載の、「新型コロナウイルスへの個人的見解」というタイトルのレポートで、次のようなことを書かれていました。 『‥‥2008年の金融危機と2011年の自然災害は…

「結果の平等」と「機会の平等」

今日は時間的な余裕があったので、久しぶりに国立国会図書館のHPをのぞいてみました。お目当ては、立法調査資料のレポートです。すると、「レファレンス」に、『家計資産の現状とその格差~近年の動向と主要国との比較~』というレポートが掲載されていま…

来年の「干支」を学ぶ

昨日は勤務先の忘年会だったので、この日記はお休みしました。最近、週の途中での飲み会は、年を取ったせいか、重荷に感じるようになりました。 さて、この時期になると毎年、「かんべえ」さんが「溜池通信」の紙面で、翌年の干支についての解説を書かれてい…

言語は文化

昨日5日の愛媛新聞「現論」欄に、佐伯啓思・京大名誉教授が、「英語民間検定導入延期」に関して、『母国語での表現力重要』と題する、次のような論評を寄稿されていました。 『‥‥そもそも日本語能力だけでなく、コミュニケーション能力全般が低下し、 世界…

経済成長はなぜ必要か

今日は「固い」お話です‥‥。 経済成長が社会にとって必要なことは、雰囲気的には理解できるのですが、それがなぜ必要なのかについては、正直、私には分かりませんでした。今日、久しぶりに、「経済レポート専門ニュース」のHPを閲覧していると、独立行政法…

「官僚制の原点」を学ぶ

今日の日経新聞「経済教室」に掲載された、野口雅弘・成蹊大学教授の執筆による『官僚制の劣化を考える(下)~政党政治の劣化こそ問題』というタイトルの論考が大変勉強になりました。 まず、野口教授は、「政治家と官僚」について、マックス・ウェーバー「仕…

正しく恐れる

昨日の続きです。年金といえば、先月22日に、みずほ総合研究所が、『「人生100年時代」は本当か、年金には依存できないか』というレポートを公表していることを思い出しました。そこでは、次のようなことが書かれていました。 ・今日の日本で多くの人々…

希望は失われたままなのか‥?

令和最初の出勤日を無事終えることができて、ほっとしているところです。今日は久しぶりに、「経済レポート情報」のHPをのぞいてみました。(大型連休中には決してそのような気分にはなりませんでしたが‥‥。) 最初にそのHPに掲載されたレポートのアクセス…

未来の担い手は女性

日経新聞「経済教室」で連載が続いていた「平成の終わりに」は、6回目の今日がシリーズの最終回でした。。連載の最後に執筆されたのは、「日はまた沈む」の著者、ビル・エモット英エコノミスト誌元編集長で、論評は『嘆かわしい20年に決別を』というタイ…

濃く、深く味わいなおす

昨日18日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、エミリー・ディキンスンの『夏の日をくり返すことができる者は夏よりも偉大だ』という言葉で、いつものように、鷲田誠一さんの次のような解説がありました。 『夏が終わっても人はその夏を描きなおすこと…

治らない「対ロシア」アレルギー

「4島一括」から「2島先行」へと日本政府の方針が大きく転換した北方領土問題に関して、今日の朝日新聞デジタル版「耕論」に、元外務省欧亜局長で京都産業大学教授の東郷和彦さんと、九州大学・北海道大学教授の岩下明裕さんのお二人が、論評を寄稿されて…

日本型「連帯責任」を考える

今日の朝日新聞デジタル版「耕論」は、「連帯責任を考える」というテーマでした。誰かが問題を起こしたとき、仲間も責任を問われ、罰せられることがある連帯責任について、その功罪を見つめ直してみるという内容で、いつものように3人の有識者の方が持論を…