しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

手抜き、サボりが市場化する時代

強めの雨が終日降り注ぎ、梅雨らしい一日となりました。

つい、先日まで渇水の心配をしていたのに、あまり降り続くと、今度は災害の心配をしなければなりません。

もっとも、我が町・松前町は、山がないので土砂崩れの心配はないけれど、

重信川などの河川の氾濫が心配です。


さて、今日の日経新聞電子版に、先日この日記にも書いた

アサヒビールの「生ジョッキ缶」のことが取り上げられていました。

この商品のヒットの理由について、記事には次のように書かれていました。


『ところでなぜここまでヒットしたのか? 

 一つは居酒屋感覚でビールを飲める「外部市場の内部化」に成功したこと。

 もう一つは家事の負担軽減につながるからだ。

 缶ビールはグラスに移して飲む飲む消費者も多い。

 生ジョッキ缶はその必要がなく、家事のちょっとした「楽をしたい」に貢献できたわけだ。

 そういえば、皿に盛り付けずに調理した食材をフライパンでそのまま食べるスタイルも定着したようで。

 NHK世論調査で家事の時間に変化があったかどうかを聞いたところ、

 「変わらない」が63%、「増えた」が24%だった。

 在宅での仕事も増えるし、家事時間はできるだけ合理化したいはずだ。

 献立を考えなくて済むオイシックスのミールキットの売れ行きが絶好調など、

 同じような商品・サービスが洗濯、料理、掃除や身の回りの分野で主役になっている。

 事実、近年は労力を軽減することをうたう商品が目立つ。

 浴槽全体に洗剤のミストをかけて60秒後に流すだけの「ルックプラス バスタブクレンジング」や

 スプレーして流すだけの食器用洗剤「キュキュット Clear泡スプレー」など、こする作業を軽減している。

 洗顔しなくて済む顔マスク「サボリーノ」は、

 サボりたいという願望が商品名にダイレクトに反映されたと言える。

    ~ (中略) ~

 働き方が多様化し、手抜き、サボりが市場化する時代。

 新たな顧客の「楽をしたい」ニーズを探し求め、企業のサボれない日々が続く。』


う~む、なるほど‥‥。

「外部市場の内部化」という概念があるのですね。勉強になりました。

もう一つの、「家事の負担軽減」に関しては、

私も、食器用洗剤「キュキュット Clear泡スプレー」の愛用者なのですが、

長年の習性からか、やはり「こする作業」を後からしてしまうし、

先日の「生ジョッキ缶」は、これも長年の習性から、グラスに移して飲んでしまいました。


私の場合、「手抜き、サボり」よりも「長年の習性」が勝っていたということなのかな‥‥?