「アメリカ大統領選挙」についての続きです‥。
今日の日経新聞「Deep Insight」に、吉野直也・国際報道センター長が、
「歌を忘れたアメリカ~大統領選が示す民主主義の衰退」というタイトルの論評を寄稿されていました。
そこには、次のようなことが書かれていました。
『‥‥「炭鉱のカナリア」は何らかの危険が迫っていることを知らせる前兆を指す。
炭鉱で有毒ガスが発生した際に人よりも先にカナリアが察知して鳴き声を止めることで、警告を発する。
米国は8年前のトランプ氏の大統領選勝利を
民主主義における「炭鉱のカナリア」と受け止めるべきだった。
トランプ氏は20年大統領選の敗北を認めず、
21年1月6日の米連邦議会議事堂の襲撃事件を扇動した罪で起訴された。
米国での民主主義の揺らぎは大統領選の候補選びにも表れた。
共和党は終始「トランプ1強」、民主党はハリス氏が予備選を経なかった。
米国際政治学者ケント・カルダー氏は今回の大統領選を
「両党とも民主主義の本質である競争に欠けていた。民主主義の機能が衰えた」と総括する。
「歌(民主主義)を忘れたアメリカ」になってしまうのか。
米大統領選は接戦のまま11月5日の開票を迎える。』
う~む、なるほど‥。
アメリカの民主主義が衰退しているとしたら、日本はどうなんだろう‥?
先日の衆議院選挙での低投票率、特に若年層の投票率の低下傾向からすると、
日本でも民主主義が衰退しているのかもしれません。
そういえば、長渕剛さんの「唄を忘れたカナリア」という曲があります。
♬ 唄を忘れたカナリアよ 破れた喉を引き裂き 真っ赤な血を吐き 突き刺すように 泣いてやれ!
強い意志を示すことが「最初の一歩」なのでしょうか‥‥?