今日は町立図書館に行って、2月17日(月)から21日(金)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この期間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。
まず、2月19日(水)は、納富信留〈のうとみのぶる〉さんの
「もともと感情といったものが確固として存在してて
それを表現するというとらえ方をちょっと疑ってます。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『感情は言葉によって象(かたど)られてはじめて感情となるが、
そのとき同時に言葉とのずれも現れてくると、哲学者は言う。言葉は、自他の間で生成するもので、
閉じた「考える私」から出発すると対話どころか「私」も成り立たないと。
(川野との対話集「短歌って何?と訊いてみた」所収)から。』
う~む‥‥。なんとなく分かったような、分からないような‥。
「感情」と「言葉」の関係なんか、考えたこともなかったです。
感情まかせの言葉は、自己否定につながるということなのでしょうか‥?
さて、話は変わりますが、先日、みずほリサーチ&テクノロジーズの「みずほリポート」、
「トランプ政権発足から1か月を振り返る」を読んで、「なるほどそういう考え方もあるのか」と思いました。
リポートでは、目の前のトランプ政策ばかりに目を奪われると、先行きを見誤る可能性があり、
「トランプ後の世界を考えることも重要」ということを、ポイントの一つと指摘していました。
米国民に対する世論調査(世代別調査)によると、
次世代の米国政治を担うことになるZ世代やミレニアル世代は、内向き志向が強い一方で、
環境意識が高く、多様性を尊重するという価値観があるそうです。
世代交代に伴う価値観の変容が、政策の変化をもたらすのですね‥。
近視眼的になり過ぎず「中長期の米国を意識する」ことの大切さを学ぶことができました。