放送大学「2025年度第1学期」の授業が始まりました。
私は今期、「ヨーロッパ政治史」を選択し、今日も印刷教材を持参して町立図書館に行き、
約2時間ほど勉強して帰りました。家で勉強するよりも集中できるからです。
ところで、ヨーロッパ(欧州)といえば、第二次世界大戦勃発前夜の1939年8月28日、
平沼騏一郎内閣は、「欧州の情勢は複雑怪奇」との声明を出して総辞職しました。
「複雑怪奇」とは、敵国同士であるはずのヒトラーのドイツとスターリンのソ連が
突如「独ソ不可侵条約」を締結したことを指します。
トランプ米政権が日本時間の4月3日に打ち出した関税政策は、日本をはじめ世界に衝撃を与えています。
この関税政策の狙いの一つ目は「アメリカ製品の優遇(貿易赤字の解消)」、
二つ目は「海外からの製造業の誘致(雇用の促進)」、
そして三つ目は「そのほかの外交交渉の圧力(武器としての関税)」と見られているようです。
関税政策の狙いはどうであれ、同盟国の日本に対して24%もの不条理な関税‥。
私は、「米国の情勢は複雑怪奇」という表現がぴったり当てはまると思います‥‥。