今日の「かんべえの不規則発言」の冒頭には、
『年初からいろいろあった「2022年の大予測」が早くも的中したり外れたりしている。』
と書かれていました。
まず、「フィナンシャル・タイムズ(FT)執筆陣が占う2022の世界」のうち、
「ロシアはウクライナに侵攻するか?」という問いには、「しない」という答えでした。
また、ユーラシアグループ「Top Risks 2022」のうち、5番目のリスク「ロシア」については、
次のようなことが書かれていました。
『プーチン大統領は、NATOの東方拡大に反対するロシアの意向に対応するよう欧米に強要している。
ウクライナとの協定のあり方、ロシアと西側諸国との関係におけるゲームのルールという
2つの問題で影響力を得るために、ウクライナとの国境に約8万人の軍隊を集結させたのである。
プーチンは自分の信用を賭けている。もし米国主導の西側諸国から譲歩を得られないなら、
ウクライナで何らかの軍事作戦を行うか、他の場所で劇的な行動を起こす可能性がある。』
そして、「かんべえ」さんは、「不規則発言」の最後に、次のようなことを書かれていました。
『競馬でもよくあることですが、レースが終わってから予想を読み返してみると、勉強になることが多いです。
いや、もちろん予想が外れたから読むのであるが、上記はFTとユーラシアグループの作品なので、
なるほどよくできている。ただし、年初の時点で上記を読んでいたからといって、
今日の事態が予測できるわけではない。国際政治は競馬と同じように難しい。』
はぃ、確かに「かんべえ」さんのご指摘のとおり、
今の時点で、こうして「二つの予想」を読み返してみると、勉強になることが多いです。
最近の「複雑怪奇なる欧州の天地の新情勢」に対して、日本はどう対応すべきなのでしょう‥‥?
新情勢を予想するのは難しいとは思うけれど、政府には賢明な対応をお願いしたいものです。