昨日の続きです‥。
7月13日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ヴェロニク・タジョさんの
「思うに、つらい記憶とは、沈黙のうちにもまた継承されています。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『自分らが根絶されるのではないかという恐怖もそうだと、
コートジボワールとフランスにルーツをもつ作家は語る。
ジェノサイドによる心的外傷(トラウマ)は、奴隷貿易など人種差別と暴力の長い歴史に根を持つかぎり、
容易に消えることはなく、時に傷に苦しむ側の暴力を再生産しさえすると。
インタビュー「ジェノサイドの記憶をめぐる旅」(聞き手・中村隆之、「世界」7月号)から。』
う~む‥‥。
「つらい記憶とは、沈黙のうちにもまた継承される」「時に傷に苦しむ側の暴力を再生産しさえする」は、
連日のように「死亡」が報道される、今のイスラエルとパレスチナの紛争を想起させます。
「憎悪の連鎖」もまた容易に消えることはありません‥‥。
追記
メダカの飼育用に購入した「ホテイアオイ」が大きく育ち、今日、花が咲きました。
きれいな紫色の花ですが、まるで造花のようです。自然の造形美に「驚天動地の心境」です‥‥。