今日の愛媛新聞生活欄の「ふるさとの風景」(第468話)は、「アルミのおかず入れ」が題材でした。
いつものように、本県大洲市出身のイラストレーター・村上保さんが描いた切り絵とともに、
次のような文章がありました。
『アルミの弁当箱は、たいていご飯とおかずを分ける仕切りがついている。
ただこれには、おかずの汁が漏れるという難点があった。それを解決したのが同じ材質のおかず入れだった。
この小ぶりの箱のフタにはゴムパッキン、箱の両脇にフタを押さえるフックが付いていて、
汁漏れを防いでくれた。‥‥』
高校生の頃、亡き母が持たせてくれたお弁当が、この「アルミのおかず入れ」でした。
毎日のおかずを楽しみにしていましたが、なかでも私のお気に入りは、
玉子焼き、そしてピーマンと鶏ささみの炒め物でした。
村上さんは、プラスチックの食品密閉容器が登場し、
アルミのおかず入れは役目を終えたと思っていたところ、その形が可愛いと、
本来の用途のほかに、レトロな小物入れとして今も人気があるそうだ、とも書かれていました。
私にとっても「アルミのおかず入れ」は、「記憶の中の一品」です‥。
ぜひもう一度、どこかでお目にかかりたいものです‥‥。
追記
台風14号が近づいているせいか、午後から風が強くなってきました。
すだれを窓から外し、風で飛ばされそうなものを物置に入れました。
このところ、まとまった雨が降っていないので、適度な雨だけ降ってくれればいいのですが‥。
でも、どうやらそういうわけにもいかない、厄介な台風のようです‥‥。