今日の日経新聞の「40代 戸惑いの10年」は、
「学歴神話 捨てきれない」でした。(都会の紙面は違うかもしれません。)
記事は冒頭、次の文章で始まります。
『一流大学に入って勝ち組になるー。
過酷な受験戦争を経験し、
「学歴神話」を固く信じてきた40代の母親は、
子どもの教育に過剰ともいえる力を注ぐ。
しかし、長引く不況やグローバル化の影響で、
高学歴でも生涯安泰とはいえない時代となった。
子どもに勉強する目的をどう教えたらよいか揺れている。』
そして記事の最後は、電通総研ママラボの北風さんという方の
これからの教育についての、次の言葉で締めくくっています。
『高学歴でも何の保障もない社会となった今、勉強も大切だが、
貧乏でも生きていける知恵やたくましさが必要では』
私も、2年ほど前に、
当時高校一年生の甥っ子から
「おじちゃん、何故勉強しなければならないの?」と聞かれ、
答えに窮したことがあります。
記事の中では、
『教育の目的は大学卒業後に自立できる大人にすることだ』という、
学習塾経営者高浜正伸さんという方の言葉を紹介していますが、
社会人として30年余り生きてきた私のつたない経験からも
勉強することは「一人の人間として、自立して生きていくため」だと思います。
そういえば、
就職活動でどの企業からも高い評価を受ける学生には
明らかに共通したスタンスがあるということを思い出しました。
それは確か、「自立心、向上心、責任感」の三つが揃っていることだと……。