今日19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」です。
『空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。
春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。』
この「こよみのページ」の解説にある春一番は、
すでに四国地方では例年より早く、今月14日に吹いたところです。
あとは、うぐいすの鳴き声が待ち遠しいです。
そして、今日19日は、小説家・尾崎士郎の命日で、
代表作「人生劇場」の主人公・青成瓢吉から「瓢々忌」と呼ばれるそうです。
「人生劇場」は、早稲田大学の「第二校歌」と言われていて、
私も大学時代を含めて、これまで何度も稲門会などの場で歌ってきました。
特に、次の4番と5番の歌詞は、歌うたびに元気をもらうことができます。
♪ はした役者の 俺ではあるが 早稲田に学んで 浪風受けて
行くが男の この花道を 人生劇場 いざ序幕
♪ 早稲田なりゃこそ 一目でわかる 辛い浮き世も 楽しく生きる
馬鹿な奴だと 笑わば笑え 他人(ひと)にゃ言えない 心意気
早稲田大学を卒業して序幕した、私の社会人としての「人生劇場」…。
決して人に自慢できるような生き方ではなかったけれど、
これからも「心意気」だけは忘れずに生きて行こうと思っています。
ところで、今は大学受験の真っ只中ではないでしょうか。
受験生の中には、早稲田大学の校風に憧れて志願されている方も多いと思います。
その志望動機が叶って「春一番」が吹きますよう、ご健闘を心からお祈りします。