しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

理解し合うことの難しさ

今日23日は、「勤労感謝の日」です。

「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」で

国民の祝日だというのに、こんな有難い日に私は出勤でした。(トホホ……)

 

さて、昨日22日は「いい夫婦の日」でした。

昨日の「デジタル毎日」には、ビデオリサーチがこの日にちなみ、

マーケティングのために開発した六つの類型を使って

夫婦の相性を分析した結果が掲載されていました。

それによると、似たもの夫婦より、相手の考え方を理解でき、

バランスを取り合うことができる夫婦の方が

満足度が高いことがわかったとのことでした。

 

その六つの類型とは、

「自発と他発」と「イメージ重視と機能重視」という二つを視点に、

その人の“考え方のクセ”を分類したもので、

 ①流行に敏感な「トレンドフリーク」

 ②何事も徹底的に情報収集する「雑学ロジカル」

 ③より良いものを追い求める「スマート目利き」

 ④世の中の評判が選択の基準の「コミュニティー同調」

 ⑤失敗は絶対にしたくない慎重派の「堅実ストイック」

 ⑥選択基準や明確な好みを持たず淡々とした「ナチュラル低関与」

の六つに分かれています。

 

夫婦の満足度を自己採点してもらい、

満足度の高い組み合わせを平均点でランキングしたところ、

1位は「スマート目利き男性とトレンドフリーク女性」。

「感性重視で行動するトレンドフリーク妻を理解しつつ、

論理的な価値観も持ち合わせるスマート目利きの夫が

バランスを取っていることで満足度が高くなっている」との分析でした。

2位は「堅実ストイック男性と雑学ロジカル女性」、

3位は「雑学ロジカル男性と堅実ストイック女性」で、

類型は違うけれど機能性重視の考えを持つ組み合わせが続いています。

 

一方、夫婦の間で満足度の差が最も大きかったのは、

「ナチュラル低関与男性とスマート目利き女性」の組み合わせで、

女性側からは「自分の意見がないところや頼りがいがない」

との不満が出ていたとのこと。

2位は「コミュニティー同調男性と堅実ストイック女性」、

3位は「トレンドフリーク男性と堅実ストイック女性」という

ともにイメージ重視の夫と機能重視の妻の組み合わせでした。

 

さて、私と妻との満足度はどうなのでしょう?

たぶん、というか、ほぼ間違いなく、

「ナチュラル低関与男性とスマート目利き女性」の組み合わせだと思います。

なお、先ほどのビデオリサーチのプレスリリースを読むと、

『もともとマーケティングのために開発した「情報×選択セグメント」ですが、

 それぞれの“考え方のクセ”によって、夫婦の“相性”にも差があることが分かりました。

 お互いの“考え方のクセ”を理解し、補い合うことが

 夫婦円満の秘訣につながるのかもしれません。』と書いてありました。

 

はぃ、おっしゃるとおりだと思いますが、

それがなかなかできないのが夫婦の現実です……。(苦笑)

ちなみに、河合隼雄さんの「こころの処方箋」(新潮社)には、

『男女は協力し合えても理解し合うことは難しい』という名言があります。

河合さん曰く、

『われわれは男女が互いに他を理解するということは、ほとんど不可能に近く、

 また、時にそれは命がけの仕事と言っていいほどのことであることを、

 よくよく自覚する必要がある。』

ご参考までに……。