昨日は「悲しみ」と「哀しみ」について書きました。
今日は「心配性」と「悩み性」について書くことにします。
世界で最も権威のあるフランスのチョコレート品評会「C.C.C.コンクール」で
6年連続の最高位を獲得したショコラティエ(チョコレート職人)の
小山進・パティシエ エス コヤマ社長は、
「世界最高水準」の成果を出し続けられる理由を、
「心配性」だからと話されていました。
小山社長によると、「心配性」は実はとてもポジテイブな状態とのことで、
記事では、ポジティブな「心配性」とネガティブな「悩み性」の違いが、
「姿勢」「思考」「行動」に分けて、次のように整理されていました。
まず、「心配性」は、
・姿勢 ⇒ 実現したい自主的な目標を持っている
・思考 ⇒ 目標を達成するための具体的な課題をいつも考えている
・行動 ⇒ 課題をクリアするために早め早めに行動する
次に、「悩み性」は、
・姿勢 ⇒ 仕事に対して受け身で指示を待っている
・思考 ⇒ 仕事がうまくできるか漠然とした不安を抱えている
・行動 ⇒ 「できない理由」がよぎり、なかなか行動できない
具体的には、小山社長は次のように述べられていました。
『「心配性」と「悩み性」を混同していませんか。
心配とは「心を配る」ということです。起こるべきことを予測し、
自分にはまだ足りないことがあるので はないかと考えて、
それを補えるよう準備することです。
「やりたい!」という情熱や目標があって、それを実現するために、
あれこれ気を回して、早め早めに 行動する。
実はとてもポジティブな状態なんです。
それに対して悩み性の人は、「もし失敗したらどうしよう」と
最悪のイメージばかり頭に浮かべて、縮こまっているだけです。』
はぃ、これでよく分かりました。
私は、これまで自分のことを「心配性」だと思っていました。
実はそうではなく、典型的な「悩み性」だったのですね……(反省)
最後に、小山社長の箴言です。
『コツコツと目の前の「小さな目標」をクリアしていくことでしか、
大きな目標、つまり「夢」をかなえることなんてできないんです。』
これからは、私も大いにポジティブな「心配をする」ことにしたいです…。