今日3日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、
ビジネスでよく耳にする『Plan・Do・Check・Action』という言葉で、
いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。
『計画・実行・評価・改善、一巡したらさらに高次の循環へ。
品質管理や業務改善のための手法で、PDCAサイクルと呼ばれる。
この手法については、Plan(計画)・Delay(遅延)・Cancel(中止)・
Apology(謝罪)と揶揄(やゆ)するむきもある。
設定された計画が真に十全なものか、よく吟味せずにそれを始点とすれば、
前例主義や上意下達、減点主義といった〈畏縮(いしゅく)〉の慣習になってしまうからだろう。』
へぇ~‥‥。「PDCAサイクル」は知っていましたが、
それを「計画・遅延・中止・謝罪」と皮肉った言い方があることは、
このコラムを読むまで知りませんでした。
確かに、最初の計画そのものがずさんだと、
その後は悪循環のスパイラルに陥ってしまうのかもしれません。
そして、そもそもその「PDCAサイクル」という言葉が、
最近、私の身の回りでは、あまり聞かれなくなったような気がしています。
仕事を進めるうえでは当たり前のことだからでしょうか‥‥?
いや、そうではなくて、あまりにも「PDCAサイクル」にこだわると、
もっと「大切なこと」を見失うことに、皆がようやく気づいたからかもしれません。
では、その「大切なこと」とは何か‥‥?
ゴメンナサイ‥‥。それはあくまで私の感覚的なもので、
理路整然と説明する知識と能力を、私は持ち合わせておりません。(トホホ‥‥)