「もういい加減に勘弁してほしい」と、そんなやけくそになりそうな暑さが今日も続いています‥。
さて、昨日の続きです‥。
8月21日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、柳田國男の
「我々はただ一方の害ばかりを恐れて、急いでたくさんの花に咲く二葉を摘んでしまった」
という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『イツワリとウソ、ゴマカシとデタラメは、かつて明確に区別されていた。
一方は人を欺く虚言(きょごん)。もう一方は空言(そらごと)。
それらを区別せず、子供の無邪気な作り話まで戒めると、空想の力が奪われると民俗学者は言う。
子供がつくウソに快く騙され「彼のいたいけな智慧の冒険」を成功させることも必要だと。
虚言がはびこると子供の育ちの機会まで奪われる。「不幸なる芸術」から。』
へぇ~、イツワリとゴマカシは虚言(きょごん)で、ウソとデタラメは空言(そらごと)ですか‥。
初めて知りました。でもそのように解説されると、頷けるところがあります。
また、「子供がつくウソ」は「いたいけな智慧の冒険」という表現も面白いなと思いました。
じゃあ、世界を右往左往させる米国大統領の発言は、虚言(きょごん)、それとも空言(そらごと)‥‥?