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しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

桜?それともモミジ?

昨日のこの日記で紹介した宗教学者山折哲雄さんの論考に

良寛和尚が登場しましたが、偶然というにはあまりにタイミング良く、

今日18日の朝日新聞「折々のことば」には、その良寛和尚の

『うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ』という言葉が掲載されていました。

そして、いつものように鷲田清一さんの次のような解説がありました。

 

『華やかな一色に染まり、盛りとともに風に吹かれてさっと散る、

   その散り際がよしと愛(め)でられる桜よりも、寒空に散るもみぢを好む人は多い。

 傷跡(きずあと)もふくめ、風雨に晒(さら)されてきたその姿を

    まだらに染めつつ、一葉一葉、そっと枝から離れる。

 陽(ひ)のほうを向かなかった裏までぽっと染めて、

 澄んだ冷気に微(かす)かなほてりを与える。

 幼子たちとよく戯れた江戸後期の僧侶の辞世の一句。』

 

良寛和尚といえば、

『散る桜 残る桜も 散る桜』というあまりに有名な句が

私は辞世の句だと思っていましたが、もう一句あったのですね…。

知りませんでした。

 

我が家の庭の大小二本のヤマモミジも、このところの寒暖の差で、

ようやく紅く色づくようになりました。

といっても、普段、ほとんど手入れをしないためか、

その容姿はお世辞にも「美人」とは言えません。

 

鷲田さんの解説によると、桜よりもモミジを好む人は多いとのことでした。

散り際が潔い桜も好きだけれど、

私もどちらかといえば、「モミジ派」なのかもしれません。

庭にシンボルツリーを植える際には、迷わずヤマモミジを選びました。

 

初夏の新緑や秋の紅葉、そして、葉を全て落とした冬に、凛と孤高に立つ姿…。

四季折々に、私の心を癒してくれます。