台風15号が過ぎ去って、「少しは涼しくなるかも?」と期待したけれど、
また厳しい暑さが戻ってきました。いったい今年の夏はいつ終わるのだろう‥?
さて、またまた昨日の続きです‥。
8月29日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、朴沙羅さんの
「自慢って楽しいじゃありませんか。手間暇かけて自慢しましょうよ。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『家族に手を上げたことはないと、伯父が自慢する。
背後には、一番辛(つら)かったのは戦争でも差別や貧困でもなく、
父が母を殴ることだったとの想(おも)いがある。家族史や職場環境の叙述から現代史が浮かび上がる。
人一人が記録を残さずに死ぬことは「歴史書が一冊消えるよりもダメージが大きい」と社会学者は語る。
「中央公論」9月号の特集〈自分史を書く、先祖をたどる〉から。』
なるほど、「家族史や職場環境の叙述から現代史が浮かび上がる」ですか‥。
62歳で急逝した母は、「日記兼用の家計簿」に日々の出来事や感想を書き綴っていました。
今でもその数十年間分の日記を大切に保存していますが、私は一度も目を通したことはありません。
楽しい自慢話を書いているのならいいのだけれど、
病気と闘っている苦しみを書いているかもしれないと思ったら、なんだか読むのが怖くて‥。
そういう私は、この日記を飽きもせずに書き続けているけれど‥‥。