しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

変革の原動力

日経新聞では、今日から
「ネット 人類 未来」の第4部「スマホの先」の連載が始まりました。

記事によると、
今や契約件数が60億件を超える携帯電話は、
今年は出荷台数の過半がスマホになり、インターネット人口をさらに増やすそうです。
古今東西、誰がこんな時代を想像しただろう」
はぃ、おっしゃるとおりです。
私もまさかこんな時代が来るとは夢にも思いませんでした。

思い起こせば、我が家に初めて固定電話が通じたのは、
私が中学3年生の頃だったような気がします。
大学生の頃は、当然、電話は贅沢品で、
下宿先の近くの公衆電話から、自宅に連絡をしていました。
社会人になってからも、
個々人が携帯電話を持つ世の中になるのは、ずっと先の話だと思っていました。

ところが、記事では、
88年前には、子供向けの雑誌に「予言」はあったとして、
次のように書かれています。
『大正12年の関東大震災からの復興を願った「大東京復興双六(すごろく)」の付録。
 東京の未来を描いた1コマに
 小学生が歩きながら「懐中電話」で家の母親と話す姿が登場する。』

う〜ん、参りました。当時の子供さんの、素晴らしい想像力に脱帽です。
そういえば、私が小学生の頃にも、
21世紀の未来予想図を、図画工作の授業で描いたような記憶があります。
その頃、私はどのような「未来」を想像していたのでしょう?
母は、私の小学生頃の作品を几帳面に残していましたが、さすがに今は残っていません。

さて、これからスマホはどうなるのか?
夢のような、でも確実に実現しそうな話が、記事には次のように書かれています。

『ドコモが開発を進める「指話」は究極の音声通話をめざす。
 指輪型の端末を付けた人さし指を耳の穴に入れると骨伝導の仕組みで音声が伝わる。
 電話をかけるときは指をパチンとならして相手の名前を告げるだけでいい。』

『米グーグルが開発するメガネ型端末やアップルが開発中とされる腕時計型端末など、
 将来は身につけるスマホが主流になる可能性が高い。』

『「イノベーションとは未知なるものへの跳躍」と説いたのは
 米経営学者の故ピーター・ドラッカー。未来を夢見ることは変革の原動力だ。』
この一節に、「なるほど、そういうものなのか」と、思わずうなずいてしまう私。
ただ、携帯電話でさえ使いこなしていない私に、「変革」の恩恵はあるのでしょうか?