阪神タイガースファンの悪しき体質かもしれませんが、
CSファイナルで巨人に3連勝し、
日本シリーズ進出に王手をかけたことが、未だに信じられません。
正夢になった時に狂喜したいと心に誓っています。
さて、全く話は変わりますが、
『100分de名著〜清少納言・枕草子』を駆け足で読み終えました。
私は高校生の時、古文が苦手でした。
「いとうれし」とか「いとにくけれ」といった言葉に触れると、
今でもアレルギー反応を引き起こしてしまいそうです。
ただ、このテレビテキストの山口仲美・埼玉大学名誉教授の解説は、
とても分かりやすくて、読んでいて勉強になりました。
なかでも、
清少納言は「春はあけぼの(夜明け)」が一番だと言っているように、
『その季節におけるもっとも情緒のある事柄を
「時間」という観点から切り取っている』という御指摘には、
「なるほど…」と、妙に感心した次第です。
そして、山口教授は、
現代の私たちが「枕草子」を読む一般的な意義として、
・世界的に見ても、最古の随筆に接する喜びが味わえる
・伝統的な美意識や礼儀作法を知ることができる
・当時の宮廷生活の実態を知ることができる
このように解説されていました。
う〜ん、このテキストを高校生の時に読んでいたら、
古文が好きになっていたかもしれないのに……。
いや、やはり、当時の私の努力不足だと思います。(反省)
清少納言『枕草子』 2014年10月 (100分 de 名著)
- 作者: 山口仲美
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: ムック
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