しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

予測がつかない時代

今日も朝から雨でした。まぁ~、それにしてもよく降り続きます。

雨の日のバイク通勤は、この歳になると、

「肉体的にも精神的にも負荷がかかる」という事実を、改めて自覚している毎日です。

 

さて、英国の国民投票の結果を受けて、

今日火曜日の日経新聞「経営者ブログ」に、

鈴木幸一・IIJ会長がどんなことを書かれるのか楽しみにしていたところ、

期待に違わず、そこには含蓄のあるお言葉が所狭しと並んでいました。

例えば次のような……。

 

『大きな変動というのは、ちょっとした拍子で起こってしまうものかも知れない。

 人々の意向を尊重する民主主義においては、人々の気まぐれが、風向きを変え、

 思いもしなかった方向に舵を切ってしまい、

 後戻りができない事態にまで進むことがある。

 民意を問うという国民投票も、往々にして、理性を超えた結果を出すことが多い。

 「理解をする前に判断をしたい」という人々の共感を得るには、

 不満のはけ口となるような端的な言葉が必要であり、

 扇動者が跋扈(ばっこ)する余地をつくる。  

     ~ (略) ~ 

 物事を理解するという行為は、まず、懐疑に始まるのだが、

 懐疑が人々に訴える力は当然のことながら、

 端的な言葉で語る扇動者の力には及ばない。』

 

この文章のなかの「扇動者が跋扈する余地をつくる」という部分は、

すぐにアメリカ大統領候補のトランプ氏を連想させますが、

鈴木会長はブログの最後の箇所で、次のように述べられていました。

 

『それにしても、トランプ氏が米国の大統領になるというのは、

 世界にとっての悪夢としか思えない。

 英国のEUからの離脱とは次元を異にする話であるのだが、 

 現実の状況は、そんな事態にも対応せざるを得なくなるような流れである。

 予測がつかない恐い時代になったのである。』

 

う~む……。

「予測がつかない時代」とは、「まさか」が「本当に」、

「悪夢」が「正夢」になる時代ということでしょうか……?

思わず笑みがこぼれるような、明るいニュースが待ち遠しい気分です。