今日も朝から雨でした。まぁ~、それにしてもよく降り続きます。
雨の日のバイク通勤は、この歳になると、
「肉体的にも精神的にも負荷がかかる」という事実を、改めて自覚している毎日です。
さて、英国の国民投票の結果を受けて、
今日火曜日の日経新聞「経営者ブログ」に、
鈴木幸一・IIJ会長がどんなことを書かれるのか楽しみにしていたところ、
期待に違わず、そこには含蓄のあるお言葉が所狭しと並んでいました。
例えば次のような……。
『大きな変動というのは、ちょっとした拍子で起こってしまうものかも知れない。
人々の意向を尊重する民主主義においては、人々の気まぐれが、風向きを変え、
思いもしなかった方向に舵を切ってしまい、
後戻りができない事態にまで進むことがある。
民意を問うという国民投票も、往々にして、理性を超えた結果を出すことが多い。
「理解をする前に判断をしたい」という人々の共感を得るには、
不満のはけ口となるような端的な言葉が必要であり、
扇動者が跋扈(ばっこ)する余地をつくる。
~ (略) ~
物事を理解するという行為は、まず、懐疑に始まるのだが、
懐疑が人々に訴える力は当然のことながら、
端的な言葉で語る扇動者の力には及ばない。』
この文章のなかの「扇動者が跋扈する余地をつくる」という部分は、
すぐにアメリカ大統領候補のトランプ氏を連想させますが、
鈴木会長はブログの最後の箇所で、次のように述べられていました。
『それにしても、トランプ氏が米国の大統領になるというのは、
世界にとっての悪夢としか思えない。
英国のEUからの離脱とは次元を異にする話であるのだが、
現実の状況は、そんな事態にも対応せざるを得なくなるような流れである。
予測がつかない恐い時代になったのである。』
う~む……。
「予測がつかない時代」とは、「まさか」が「本当に」、
「悪夢」が「正夢」になる時代ということでしょうか……?
思わず笑みがこぼれるような、明るいニュースが待ち遠しい気分です。