リオ五輪が始まってから、早くも一週間が経過しました。
日本は、金メダルの獲得数が7個となり、既に前回のロンドン大会に並んでいます。
さて、私がこれまでに観た競技のなかで、印象に残っている試合が二つあります。
その一つは、男子の7人制ラグビー。
日本は強豪国のニュージーランドやフランスを破るなど大健闘でした。
三位決定戦となった南アフリカ戦では、ワールドカップの再現を期待していましたが、
残念ながら、後半に息切れしてしまいました。
もう一つは、卓球女子の準決勝の試合。
福原愛ちゃんは、前回ロンドン大会金メダリストの中国選手に、
「全く」と言っても過言ではないほど歯が立ちませんでした。
ラグビーも卓球も、世界には「上には上がいる」ということを痛感しました。
そうそう、五輪といえば、昭和39年10月に東京五輪が開催されたときは、
昭和39年という年に、我が家にテレビがあったかどうか定かではありませんが、
水泳や陸上競技などで、アメリカの選手が
次々とメダルを獲得する姿を目の当たりにしました。
そのたびごとに、アメリカ国歌を聞かされて、
お終いには、その力強いメロデイーが頭に刷り込まれてしまいました。
その当時、子ども心に思ったのは、
「こんな立派な体格の持ち主がいる国と、日本は戦争して負けたのか…」。
「国力」というものには、「上には上がある」ということです。
そして、戦後70年が経過してもなお、
アメリカは「世界の大国」ではあることは事実ですが、
国内に拡がる格差問題などで苦悩している姿が、大統領選挙を通じて伝わってきます。
スポーツであっても、国であっても、「上には上」の存在であり続けるためには、
持続的な努力が必要であることを、今日は考えた次第です。