しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

台風と俳句の雑感

台風24号の接近に伴う強い風と雨で、今日は終日、大荒れの天気となりました。

そのため、今日は外出を控え、自宅でまったりと過ごすことになりました。

手持無沙汰だったので、パソコンの前に座り「俳句のサロン」のHPを覗いてみると、

季語が「台風」の俳句の多さにびっくりしました。例えば、次のような‥‥。


 ・人生の台風圏に今入りし (高浜虚子)

 ・台風や虎が獲物を追ふやうに(村田冨美子)

 ・台風がわたしの背なを押してくる(熊谷みどり)

 ・台風に閉じこめられてシューベルト(藤原紅)

 ・台風一過夫婦ゲンカのようであり(桑原敏枝)

 ・なすすべもなしや台風過ぐる待つ(高橋照子)

 ・台風一過してスカーレットオハラかな(野口香葉)

 ・台風の高さ石鎚山(いしづち)屏風かな(星加克己)

思うに、俳人にとっては、台風はけっしてネガティブなイメージだけではないみたいですね‥‥。

ただ、そうは言っても、今回の台風24号では、各地で被害が出ないことを祈りたいと思います。


さて、今日で平成30年度の上半期が終わり、明日10月1日からは下半期が始まります。

10月は、県外の出張や甥っ子の結婚式などあって、公私ともに忙しくなりそうです。

台風一過の明日からは、また老体に鞭打って頑張らなければなりません‥‥。

あっ、そうそう‥‥、先ほどの台風の俳句には、今の私の心境にピッタリの俳句もありました。

 ・良き酒に一夜台風やり過す(村松五灰子)