今日は日経新聞電子版の記事の感想です。
今日7日の日経新聞電子版「ヒットのクスリ」は、
『小4向け歴史本、4割は大人が買っていた』というタイトルのコラムで、
次のようなことが書かれていました。
『ダイヤモンド社の「東大教授がおしえるやばい日本史」。
小学4年生向けの学習本だが、ふたを開けるとなんと購入者の40%が大人。
しかも50~60代が多いという。歴史好きにはやや物足りないが、
歴史が苦手だった大人が年齢とともに関心が高まるという需要が潜んでいた。
発行部数は20万部を突破した。
実は担当者の書籍編集局の金井弓子氏も歴史が苦手で、その感覚が大人客の共感を呼んだ。
漫画家の和田ラヂヲさんがイラストを担当したことで、
「和田さん好きがやたらと店頭を盛り上げた大人の支援も大きかった」(金井氏)。
苦手といえば歴史以上に数学や理科。
この分野でも克服したいという大人のトラウマがあるのか、
数学検定の受検者が「50~60代を中心に伸びている」(日本数学検定協会)。
そんなニーズをとらえ、日本文芸社は2015年から「眠れなくなるほど面白い図解シリーズ」を販売。
中でも18年4月に発売した「微分積分」は10万部を突破した。
特にコンビニエンスストアでの販売を重視し、赤紫とコミカルなイラストで表紙を目立たせた。
コンビニ各社が成人雑誌の販売を中止するとの方針を打ち出したが、
空いた棚に並ぶのは新たなアダルト教育本になるのだろうか。
大量生産時代は遊びも教育も詰め込み型で、子供の頃は面白さを味わう間もなかった。
人生100年時代は少し「退行」し、やり残した宿題をこなすのも面白い。』
う~む、なるほど‥‥。「数学検定」という制度があるのですね。
私は、学校の授業では歴史は好きでしたが、数学は高校時代にすっかり苦手になってしまいました。
ですから、いまさら「微分積分」なんて、複雑な数式を見たとたんに卒倒しそうです。
でも、コラムに書かれている「大量生産時代は遊びも教育も詰め込み型で、
子供の頃は面白さを味わう間もなかった」という感覚は、よく理解できます。
今度、コンビニに立ち寄った際には、棚に「アダルト教育本」があるかどうか、
この目で確かめたいと思います。