昨日の続きです‥‥。
豊橋西高校の柴田さんは、おじいちゃんが愛飲されていた発泡酒を冷蔵庫で見つけて、
おそらく、おじいちゃんのことを思い出されたのではないかと拝察します。
それじゃあ、現在、小学二年生の私の孫娘は、私がこの世を去った後、
何かのきっかけで私のことを思い出してくれることがあるのでしょうか‥?
妻や娘が普段から口にしている、「臭い」とか「汚い」とかの思い出なら、ちょっと悲しいな‥。
私が亡き母や亡き祖母のことをふと思い出すのは、「ある物」や「ある言葉」というよりも、
「あるシーン」のことの方が多いような気がしています。
たとえば、母の場合は、私たち親子が転勤で八幡浜市に引っ越す時に見せた悲しそうな顔とか‥‥。
いずれにしても、俳句というのは、たった十七文字の言葉なのだけれど、
それぞれの人に、それぞれの思いを抱かせる、とてつもない力を秘めた「文学」だと思います。