昨日の続きです‥。
2月5日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ニーチェの
「古いこと、昔から知られたこと、誰でも見て見落としてきたことを
はじめて発見されたように見るということ」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『これが「真に独創的な頭脳の持ち主を特徴づけるもの」だと、19世紀の哲学者は言う。
同時代の誰もがあたりまえのこととして前提にしている思考の初期設定、
ないしはフォーマットを解除し、あらためて虚心で眺めると、
事物はこれまでになかった相貌で立ち現れてくる。
「人間的な、あまりに人間的な」(浅井真男・手塚耕哉訳)から。』
う~む‥‥。
私はこれからも、そしてこれからも「真に独創的な頭脳の持ち主」にはなれそうもありません。
ただ、「思考の初期設定、ないしはフォーマットを解除し、あらためて虚心で眺める」は、
貴重なアドバイスなので、そういう思考方法を心掛けたいと思います。
だって、「超訳 ニーチェの言葉」には、「天賦の才能がないといって悲観すべきではない。
才能がないと思うのならば、それを習得すればいいのだ。」という前向きな「ことば」もありますから‥‥。