日本政策金融公庫総合研究所が、
「若年層のライフスタイルと消費動向の変化」というレポートを発表しています。
レポートでは、
「若い世代は、シニア世代に比べ、
景気や雇用・所得環境の変動により影響を受けやすい世代である一方、
10〜30歳代の若年層は総人口の約35%を占め、
国内の消費に与える影響は決して小さくない」と述べたうえで、
消費品目のうち、特に若年層が多く利用すると考えられる、
①インターネット接続料
②レンタカー料金
③家事代行料
にスポットを当て、同世代の消費スタイルがどのように変化しているかを概観しています。
結果の概要は次のとおりです。
ライフスタイルの変化その①:つながりを求める
→ 情報化が進むなか、インターネットを通じて、
簡単に多くの人とつながりを持つことができるようになった。
若年層ほどSNSをよく利用しており、利用率は80%を超える。
ライフスタイルの変化その②:持つことにこだわらない
→ 厳しい雇用環境や将来の不安から、節約志向の若者が増えている。
関心があるものにはお金を使い、
そうでないものに対しては「持たない」という傾向が強まっている。
ライフスタイルの変化その③:家事負担の軽減を図る
→ 働く女性が増える一方で、家事における女性の負担が大きいため、
最近は家事代行サービス業が脚光を浴びている。
2009年の家事代行料の支出額は、2004年に比べ、
30〜39歳の年齢層で2倍近くに増えている。
そして、結論として、
若年層の消費は、ライフスタイルの変化とともにその内容が変わってきており、
特徴的なのは、物質的なものに固執しない傾向、
つまり、ハードからソフトへの移行が進んでいると指摘しています。
更にレポートでは、
多様に変化する若者のニーズを的確にとらえて
新たなビジネスを展開する中小企業の事例を3社紹介しています。
3社の中でも私が注目したのは、
Facebookを活用して、
初対面の人とのビジネスランチを設定するサービスを提供している会社です。
商談相手を探すビジネスマンや就職活動でOB訪問をしようとする学生など
会員数は3万人近くにのぼっているとか‥‥。
この事例に見られるように、SNSの活用は、
行政機関が若年層を対象に施策を展開する場合に、有効な手法になるような気がします。
ところで、娘の職場復帰の日、
孫娘は、高熱と嘔吐下痢の症状が続いています。
今日は終日、妻が看病していましたが、さすがの妻もダウン気味です。
生まれてから、病気らしい病気にならなかったので、心配でたまりません。
私は、なす術もなく、ただ孫娘の回復を神仏に祈るだけです。