しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

管理職は粘土層?

今月14日(火)のNHK「クローズアップ現代」は、
「めざせ、“5時まで管理職”〜脱・長時間労働の実践〜」でした。

いつものように、NHKオンラインの番組紹介を引用させていただきます。
『過労やストレス、少子化、孤独な子育て、そして経営の悪化…。
 今日本が直面する社会問題の根底にある大きな原因の一つが、
 サラリーマンの「長時間労働」だと言われる。
 今、多くの企業で、長時間労働を経営リスクととらえ、
 会社全体で働き方を変えようと取り組むところが増えている。
 生産性の高い、イノベーションが創出する風土にし、
 様々なリスクを回避したいというのが理由だ。
 しかし「わかっちゃいるけど、帰れない」。
 それは何故か、どうしたら変えられるのか。
 鍵を握るのは粘土層と呼ばれる「管理職」。』

番組では、
管理職の意識改革に取り組む企業の事例が紹介されていました。
面白いと思ったのは、
研修を受けた管理職のほとんどが、
長時間労働が減らないのは、「個々人の意識の問題」と答え、
自らの問題として自覚していないことでした。

こうした管理職の意識改革こそが大切であることを、番組では強調していました。
翻って、私の場合はどうか?
一応、管理職の端くれである私は、定時になると真っ先に退庁しています。
この事実からは、模範的な管理職のように思われるかもしれませんが、
官公庁の場合は、民間企業のように、
生産性とか、イノベーションというものを、数字で計ることが難しい世界です。
私が、組織を「マネジメント」できているか、
あるいは、自ら「ワーク・ライフ・バランス」を実践しているかどうかは、
自分で評価するのも変ですが、極めて疑わしいものがあります。

さて、今日のドラッガーの「365の金言」は、
『人はコストではなく資源である』でした。
この言葉は、官公庁や民間企業といった分類は関係なく、
すべての「組織」に通じる名言・格言だと思います。