毎年その年に話題となった言葉を決める『新語・流行語大賞』は、
1984年に創設されてから今年で30周年を迎えるそうです。
その節目の年に、
発表元の「現代用語の基礎知識」が、過去30年のトップ10を発表をしています。
順不同で並べてみると、次のようなものでした。
・安全神話(1995年)
・オヤジギャル(1990年)
・格差社会(2006年)
・キャバクラ(1985年)
・サポーター(1993年)
・自分で自分をほめたい(1996年)
・セクシャル・ハラスメント(1989年)
・亭主元気で留守がいい(1986年)
・同情するならカネをくれ(1994年)
・がんばろうKOBE(1995年)
いゃあ〜、驚きました。
今では普通に使われている言葉が、当時は「新語・流行語」だったのですね。
ちなみに、「新解さん」(第七版)で調べてみると、
「サポーター」と「セクシャル・ハラスメント」は、
次のとおり、しっかりと掲載されていました。
・サポーター
→プロサッカーの熱烈な応援団
・セクシャル・ハラスメント
→性的いやがらせ。特に職場などで、
女性に対して当人がいやがる言葉を男性が口にしたり行動に表したりすること。
一方で、「キャバクラ」や「オヤジギャル」が掲載されていないのは、
ちょっと意外なような気もしました。
まだ辞書に掲載するほど世間一般に定着していないということでしょうか?
「歌は世につれ世は歌につれ」ということわざがありますが、
「流行語は世につれ世は流行語につれ」もある意味「真理」なのかもしれません。
そういう意味では、100年後の人々が、
その当時の世相が一目で分かるような言葉が「流行語」にふさわしいのかもしれません。