孫娘は、今月25日で2歳と8か月になりました。
これまで元気に育ってくれたことに感謝したいと思います。
さて、最近の孫娘の様子はというと、とにかく「おしゃべり」です。
極端な話、寝ている時間以外は、ほとんど口を動かしているような…そんな感じです。
しかも、まるで機関銃みたいに……。
そして、「おしゃべり」のほかには、「いたずら」がとても大好き……。
父の部屋や私の部屋にやってきて、いろいろな物を触って、おまけに傷つけて……。
「……」が多いのは、ほかにも言いたいことが沢山あるけれども、
じっと我慢している表現だとご理解ください。
このように「おしゃべり」で「いたずら大好き」な孫娘ではありますが、
嬉しいことや楽しいことも、実は沢山あります。
例えば、洋服のボタンをかけてくれたり、
手の届かない背中にクリームを塗ったくれたり、カットバンを貼ってくれたり……。
棒の先に手の形のものを付けた背中を書くのに使う道具を「孫の手」と呼ぶのは、
このように小さい孫の手でも役に立つことから名付けられたのかと思っていましたが、
辞書を引くと、その語源は次のように解説されていました。
『もとは「麻姑(まこ)」の手』。麻姑は中国の伝説上の若い仙女。
その爪は鳥のように長く、それを見た人がかゆい所をかいてもらうと
気持ちがよいだろうと思ったということから。』
へぇー、そうだったのか。
孫娘にいろいろと教えてもらう今日この頃です。
ところで、今月26日の朝日新聞「天声人語」は、
同月15日にお亡くなりになった詩人・吉野弘さんのことを悼むコラムでした。
同コラムでは、
『ひとがひとでなくなるのは 自分を愛することをやめるときだ』という
「奈々子」という詩の一節が紹介されていました。
引用された一節の、その直前の一節は、
『お父さんがお前にあげたいのは 健康と自分を愛する心だ』というものです。
この「お父さん」を、そのまま「グランパ」に置き換えて、
孫娘に捧げたい気持ちです。
そぅ…、たぶん、「お父さん」より「グランパ」は、
長い人生の中で、「酸っぱい苦労」をたくさん知ってしまったから……。