子どもの頃、あれほどゆっくりと流れていた時間が、
大人になればなるほど、あっという間に過ぎ去ることを
不思議に感じていましたが、
今日の朝日新聞「天声人語」を読んで、その謎が解けたような気がします。
『子どもの頃の時間はゆっくり流れる。
大人になると時間はたちまち経過する。なぜだろう。
信州大の山沢清人(やまさわきよひと)学長は4日の入学式で、
脳科学者の言葉を引いた。
「周りの世界が見慣れたものになってくると、
時間が速く過ぎ去っていくように感じられる」
なるほど見るものすべてが新鮮な子どもと、大人との違いは明らかだ。
だから山沢さんは学生に「自力で時の流れを遅くする」ことを勧める。
新しいことを学び続ける。新しい場所を訪ねる。新しい人に会う。
すると脳の取りこむ情報量が多くなり、時間はゆったりしてくる。
それが創造的な思考を育てることにつながるのだという。
学びへの、遠目が利いたいざないである。』
う〜ん、なるほど…。
大人になると周りの世界が見慣れたものになるので、
時間が早く過ぎ去っていくのですね。
とても分かりやすい説明です。
私もこれからは、
新しいことを学び続け、新しい場所を訪ね、そして新しい人に会い、
自分の力で時の流れを遅くするようにしたいと思います。
うむ…、しかし、よく考えると、これは簡単なようで実は難しい課題…。
だって、自分をこれまでとは違う自分に変える努力が必要になりますから…、