日経新聞「春秋」は、一昨日は「写真」、
そして、昨日は「メダカ」の話題でした。
私もメダカのファンです。
大きな火鉢を再利用して飼育していますが、
毎年、1〜2匹という確率で増え、現在は大小9匹のメダカが泳いでいます。
毎朝、出勤前に餌をやり、休みの日には水替えをします。
それ以外には、あまり手間がかかりません。
日ごと、年ごとに成長していく姿を見るのが楽しみの一つです。
そんなメダカは、都会でも人気になっているそうで、
コラムには次のように書かれていました。
『都会で暮らす人間の間でもメダカが静かな人気である。
気軽にガラス瓶や鉢で飼う愛好家が増え、花と一緒に花屋でも売るようになった。
熱帯魚よりずっと安く手もかからない。
黒メダカ、緋(ひ)メダカ、白メダカ、ダルマメダカ……。
販売店をのぞくと、種類の多さに驚かされる。
どれも、キッパリとした黒い点の目がいい。
逆に金魚は売り上げが落ちているそうだ。
パクパク、ひらひらと曲線的に泳ぐ金魚は優雅ではあるが、
折れ線グラフのように潔く進むメダカの方が、なぜか見ていて透明な気分になる。
日本社会を包む空気の流れが変わり始めたのだろうか。
前へと進む勢いが出てきたとすれば、たしかに「遊泳」よりも「懸命」が美しい。』
う〜ん、「折れ線グラフのように潔く進む」ですか…。
上手い表現ですね…。
これを「日本社会を包む空気の流れ」と読むのは、
さすがに経済新聞のコラムニストだと感心しきりです。
景気もメダカのように前に進む勢いが出ればいいですね…。